ペパーミント・アップルミント
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2002年11月23日(土) |
「ショコラ」を読んで(BGM:謝肉祭 山口 百恵) |
図書館で借りていた「ショコラ」を読み終えました。 映画が評判良かったので、そちらの方をご覧になった方のほうが多い かもしれませんね。
いつも映画が先か原作を読むのが先か迷いますが、結局本を読んだら 映像はやっぱり追いつかないのでは?と感じて、映画やビデオは見ず におわってしまいます。 「指輪物語」「ハリー・ポッター」「ボーン・コレクター」「羊たちの沈黙」など・・。 「ボーン・コレクター」はあの微妙に繊細な証拠物件の分析を、字幕で追いかけるかと思うとぞっとします。
原作で自分なりに想像力を膨らませた心理描写などを、大切なイメージとして残しておきたい、と思うのです。 映像は確かにわかりやすく頭の中にスーッとはいってきますが、それはあくまで映画を作った人の主観。 先入観を持ってしまっては、なかなか強烈なイメージを打ち破ることは出来ない気がして。
逆に映画でしか面白さが表現できない、という作品も多々ありますよね。 「スター・ウォーズシリーズ」や「007シリーズ」など、超娯楽大作。 文句なくストレス解消、‘あー見てよかった’とおもえるそういう作品も必要でしょう。
でもこの「ショコラ」は読み終えたあと、ぜひビデオを観たい!と感じた、珍しいパターンでした。 それは主人公のヴィアンヌがつくる魔法のようなチョコレートのせい。 「ビターチョコがけオレンジ風味の堅焼き」「杏のマジパンロール」「ラム風味のホワイトトリュフ」など、実際にどんなものか見たくてたまらなくなるのです。 そう、物語の中の神父のように。 おまけに相手役の赤毛のジプシーの男を、ジョニー・デップが演じていることだし♪
明日はビデオやさんにいかなくちゃ!
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