ペパーミント・アップルミント
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2003年03月21日(金) |
「エイジ・オブ・イノセンス〜汚れなき情事〜」(BGM:君は薔薇より美しい 布施明) |
「エイジ・オブ・イノセンス」を見ました。 なんとなく格調高そうな題名の響きに惹かれて。
主演はダニエル・ディ・ルイスとミシェル・ファイファー。 19世紀末のNYの上流社会が舞台。 現在の自由な気風からは想像もつかないほど、格式張った世界におどろきました。 ダニエル・ディ・ルイスを初めてスクリーンで見たのは、「眺めのいい部屋」でした。 この映画の舞台はイギリスだったけれど、「エイジ・オブ・イノセンス」と同じような時代設定だったんじゃないかな?
どちらの映画も舞台となる風景がとてものどかで、吸い込まれるようでした。 貴族的な役柄が、ルイスにはまたお似合いで。
で、「エイジ・オブ・イノセンス」のアーチャー役のルイス。 本当の自分を理解してくれる相手は、ミシェル・ファイファー演じる婚約者の従姉妹エレン。 自由奔放で評判だった彼女はヨーロッパで結婚して伯爵夫人の地位を手に入れていたが、それは不幸な生活の始まりで故郷のNYに傷心を抱えて帰ってきた。 NY社交界はスキャンダルを嫌い、エレンを受け入れようとしない。 婚約者の従姉妹ではあるし幼なじみでもあるので、アーチャーは助け船を出すうちにエレンに惹かれていく。
密会もするんだけど、そこは「汚れなき情事」。 手袋をそっとはずした手の甲を、愛おしそうになでるんです。 ひれ伏して靴にそっとキスしたり。 ぎりぎり許しても首筋に口づけ止まり。 余計にエロティックかも。
純粋無垢な婚約者メイ役を演じるのは、ウィノナ・ライダー。 透明感溢れる笑顔の可愛いこと!
こんなに可愛い人に少しふくれっ面で「ホントは私と結婚したくないんでしょ?」なんて言われたら、他に意中の人がいても誰だって「そんなことないよ!」と答えてまうよね、と妙に納得。
大人の純愛映画です。
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