2002年07月24日(水) |
「生まれの上下でその人の気品は左右されるものでなく、その人の性質によるのです。」 |
何でも言って見るものんだなあ。と思ったのは・・ 私は小さな頃からアーサー王の物語をいろいろと愛読していました。 あらゆるものを読んで一番のお気に入りは岩波少年文庫の「アーサー王物語」グリーン著 中でも「ガウェイン卿とラグネル姫」の物語が好きだけどこれが他の本ではあまり収録されていないので読み比べもできなくて残念なんだなと思っていました。 とってもロマンチックでステキなお話だと思うんですけど・・・ 騎士と貴婦人と魔法の集大成だと私は思うんです。 この間、知人で専門的に研究さなっている方と話す機会があるので、ふと思い出してその事を聞いてみたら、「これに載っていますよ」と貸してくれました。 それが「アーサー王ロマンス」井村君江著 ちくま文庫 ずっと読んでみたいと思っていたので、嬉しかった。いろんな人に聞いて見るもんだなあと。 ただし、この本はダイジェスト版な形なので、すごくはしょっている。 そしてやっぱりグリーン版のがオトメな夢にピッタリな内容になっています。 つまりこちらの方はより騎士より男の人やな〜なガウェイン卿になっています。 あ〜でも現実はこうなのかなあ?多分そうやな(笑) どこかどうやねん!と思った方は自分で探して読み比べるか、どうしてもない場合は質問してください(笑) そんなガッカリ度もあるけど、面白いセリフもありました。 ラグネル姫との婚礼の夜にガウェインはため息をつきそのわけを尋ねると 「〜おまえの年と、醜さ、おまえの生まれのいやしさのせいだ」と答えるわけですね。 でもラグネル姫は全然負けていません。 「年齢の多い者には分別が、醜ければ他の男に襲われる心配がありません。また生まれの上下でその人の気品は左右されるものでなく、その人の性質によるのです。」
アーサー王の物語の中にはこんな風に役立つ?セリフや場面がぎゅうぎゅうに詰まっていますのでやめられませんね!
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