岩波ジュニア新書「生きるための101冊」鎌田 慧著 はじめにの中にこんな事がかいてある。 「本を読む楽しさとは知らなかったことを知る、ということでもあるし、考えていたことや知りたかったことを、もっと深く知るということである。知るという事は理解するということであり、「わかるということは、それによって自分が変わること」と阿部勤哉さんが書いている 「はい、わかりました」といった場合、そのわかったことを実行してみる、あるいはそこから考え直して見る、ということでなければ理解したとはいえない。知識の鵜呑みや口真似は身につかない。生意気になるだけだ。〜中略〜また竹内敏晴さんは「話すということは相手にこえで働きかけ、相手を変えることである」と書いている。文字や言葉はひととひとを結びつけるものであり、それによって、相手に自分のことを理解してもらうことであり、相手を理解することである。ひとことでいうと、人間を信頼するということだ、」と私は思う。 本分は鎌田さんの好きな本や好きな人の本が101冊紹介されているのだが、いきなり前書きだけで満足していてはダメですか? 本を読むことが好きな私は知りたがりで人間を理解したがりなのだろうなあと思う。それは本当。 時々人間嫌いなんじゃないかと思う事もあるんだけど、でも人と話すことも大好きなのも本当。 知らない者同士が縁あって知り合いになり、話すうちに気があって仲良くなる。 滅多にないことだけど、絶対にないことはない。 相手をわかったら、自分も変わっていることになる、その気付く瞬間がまた新鮮な感動があって楽しい。 対人間では頻繁にそんな機会はないけど、本は読めばよむほどその機会を得ることができる。 亡羊と生きてきた小さい頃は意識したことなかったけど、最近は本当にそう感じます。
ガイドブックの整理をしていると、たくさん、ほとんど読んでいない面白そうな本が載っているので焦ったりするけど 読むスピードは遅いし、そんなに買えないからなぁ。 でもちょっと読んだ気になったりして・・・あ、これだと生意気になるだけなのかな? やっぱりちゃんと読まなくては!
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