2007年03月03日(土) |
斜め読み本◇「なぜ「できる人」は「できる人」を育てられないのか?」 |
吉田典生 日本実業出版社 「できる人」と「できない人」の自己認識の違い 「人々とうまくつきあう上での最大の障害は、自分自身とうまく折り合いがついていないことである」バルザック
最初に開いたページ、この文章が目に飛び込んできました。 私は自分では、「できない人」のカテゴリーに入っていると思う。勉強嫌いだったし、うっかりさんだし、気分屋だからだ。 でも、なんとなくやってる風に見せるのは得意だったかもしれない。 あんまり不出来だと、注目されてしまい、のんびりやってられないから、スレスレのところをキープできる器用さがあったのだと思う。 飛びぬけて出来るとこれまた面倒なことになるから、ずっと普通で、目立たないようにやってきたともいえる。 でも、それをキープすることができたのは、やはりある程度は出来たということか。 社会人になってからは、ほぼ出来る側の方へおいやられる。 相変わらず、そんなに「できない」とわかってるのですが、周囲のレベルや考え方次第で、「普通」が「できる」に化けてしますのでした。 私があくまで「普通」だと思ってることが、周囲では「できる」になっている不思議な現象。 でも、そう決め付けていると、どんどん自分が息苦しくなってきた。 だから、面映いけど「できる」側に立って、考えたら楽になった。
「できる人」になったつもりで、「できない人」に教えるのだ。 もともと「できない人」なんだから、「できない人」の気持ちはわからないではない。
この本を読んでもう少し、勉強したいと思ったのですが、吉とでそうな予感。
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