2007年03月17日(土) |
昨日からの続き 「成功のステップ」 |
朱に交われば赤くなるを実践したということでしょうか。
☆成功したポイント ・諦めずに何度か繰り返すうちに、なじんでしまう事があるので、しつこく繰り返す。 ・恐怖だけでなく、安心感も与える。(ギブ&テイク) ・最終的には味方であることをわからせる。(善チームにいたほうが得だということなんですが、善チームが少数だと厳しい) ・比較的予測しやすい未来を常に宣言して、その通りになった時のことを印象付ける。 ・他人から感謝される喜びを、良い事だと認識させる。 ・私が諦めが悪い人間で、気が長かった。(と思われる)
「勝ったのね・・」とヒーローものの最終回のように、平和の序章を感じさせそうですが まだまだ油断はできません。やはり相手は生物ですから。
他人を変えるより、自分から変える〜セオリーです。 自分も変わったら、相手も変わる、ほんまかいな?と思われるかもしれませんが 私は実感しています。10年の実験のせいかがありました。
相手だけが変わったのではありません、私も試行錯誤の末、途中で路線変更したのも大きなポイントです。恐怖政治から緩和政策に変えたのです。
私は仕事において、その判断や方針は全く間違っていないと思っていました。 それはそんな大そうな事ではなく、ごくごく当たり前のマナーや考え方だったからです。 ですが、相手は全くビジネスマナーを教えられていない、しかもきちんと大人になりきれてない人物なのです。 そんな輩に、ごり押し的に自分の正しいと思っている、世間的なマナーを言っても全く効果はないばかりか 年下の女の癖に、何を生意気言ってるのか?!と憤られるだけです。 私が正しいこととか、間違ってることとかは問題ではありません。
まず、私の言う事を聞くことで、メリットがあることを覚えさせることが大事です。 それには、私に対して、過不足ない好意をもってもらう必要があるのです。 こういう大人になりきれてない人は、仕事上でも、まず好き嫌いで判断しがちだからです。 あまり合理的な判断をしてないことが多いのです。
ただあまり、好きになられても、「俺に特別な感情を持ってる!」と思われないようにコントロールすることも重要です。 あくまで仕事上では、協力しあう仲間、決してバカにしたり、否定しないことです。 もしクレームをつけるときも、冷静に、明確な理由と改善案を提供することです。
10年間のうち、5年間は北風作戦で効果なし、その後太陽作戦に変えてから3年くらいで結果がでました。 もちろん、私だけの力ではなく、旧体制の上司があいついで辞め、私と同じレベルのビジネスマナーを持つ人物が加入したので、主流が逆転したのです。
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でも、これは奇跡的な成功例なのだとわかっています。 3人のうちの1人は失敗したのです。しかも一番若い人物がダメになってしまいました。
失敗の原因としては、こちら側の原因としては彼が若い分、もっとできるはずと期待した事だと思います。 実際の能力を高く見せようと本人も装っていたので、ハードルを高くしたのがいけなかったと思います。 こちら側の原因としてはそれくらいで、あとは本人の資質によるところが大きいです。
彼はうちの部署で3つ目の部署で、たらいまわしにされてきた人物です。 そのくせ、自分に否はないと思いがちなナルシズムを持っています。 ゆえに、他人に否定的で、他の人間をバカにするのです。(自分もできてない癖に) 自分のミスや不出来を認めようとしません。
つまり素直ではありませんでした。 人が成長する、変われるバロメーターは、この素直さではないでしょうか。 そして、人と関わっていたいと思う心の有無。 成長できた中年男性には、その両方が備わっていました。
私が人事担当なら、そういう点を見て人を取りたいです。 人と話すことが苦手だから、この仕事につきたいという人が多い私の職種ですがそんな人を雇いたい人はないと思います。 相手が何を求めているか、わからないような人、わかろうともしない人は どこへ就職できても、おいていかれるだけだと思います。 余裕のある職場なら、定年までおいておいてくれるかもしれませんが そんな職場ももはやレッドゾーンでしょうしね。
+++ 話はズレましたが、人が変われることは全くないことはない。 この10年で得た結論は私にとって非常に価値のあることだと思います。
〜て書きながら、私って何様なんじゃろうねえ〜〜〜失礼しました。
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