フェルメール展 光と天才画家とデルフトの巨匠たち@東京都美術館。
土日祝日はすごい混みようだと聞き、ならば金曜夜の仕事帰りに!
と行って…まさかあの時間であんなに混んでるとは…(汗)。
幸い私が着いた時には入場制限はしていなかったものの(出てきた頃にはん入場10分待ちになっていた)、入口→他の作品→フェルメール作品→他の作品→ショップ→出口と、人がいっぱいでもう大変。とくにフェルメール作品のところは、通勤電車並みで身動きが取れない…。人の頭越しにそれでもなんとか見てまいりましたよ(よろよろ)。ゆっくり鑑賞…なんていつの時間帯にできるのやら。
今回日本に来ているフェルメール作品は7点。「マルタとマリアの家のキリスト」「ディアナとニンフたち」「小路」「リュートを調弦する女」「手紙を書く夫人と召使」「ワイングラスを持つ娘」「ヴァージナルの前に座る若い女」。
「ヴァージナルの前に座る若い女」が「牛乳を注ぐ女」ぐらいのサイズ(小さい)で、あとはそれなりのサイズの作品でした。
ちなみに「ヴァージナルの前に座る若い女」は個人蔵だそうで(手元にあるフェルメール本には載っていなかったわけですよ…<「週刊美術館8 フェルメール」(小学館ウィークリーブック/2000年)。素朴な疑問として…所蔵品の使用権みたいなものってあるんだろうか?(貸し出すときにいくらもらえるのか?)
生で見た絵は、本やテレビで見た色彩とはやはり微妙に違いました。(本やテレビの方が明るく見える?光のあて方か?レンズを通しているからか?)
「マルタとマリアの家のキリスト」「ディアナとニンフたち」は、「牛乳を注ぐ女」や「真珠の耳飾りの少女」のような”いわゆるフェルメール”という感じではないのですが、私的に「ディアナとニンフたち」は好みです。
■読んだもの
『真皓き残響 氷雪問答』(桑原水菜/コバルト文庫)
「氷雪問答」、自身が生み出した影との問答。晴家の問答はなんだかほほえましいのに、直江の問答はこれからの先行きを暗示するような暗雲が…。景虎と長秀はなんというか…時が経って、少しは関係性が修復されたのかなと思うくらい、景虎の方が長秀を意識しまくり。
「傾奇恋情」では、その長秀が兄貴ぶりを発揮。似合いますよ…兄貴…(笑)。