*蒼天おぼえがき*


2009年06月09日(火) 上野は行列。
日曜に祖父四十九日で一日出ていたしで、午後半休を申請。
なのに、今週末で公開が終わるフェルメールの絵を見ておきたくて、その午後半休を使ってルーブル美術館展@国立西洋美術館へ行った。平日の昼間なのに入場まで80分待ち!で、館内にいたのは30分そこそこ。なんだかなー。

〈レースを編む女〉は、〈牛乳を注ぐ女〉と同じくらいの小さめサイズ。これだけ小さい&混雑していると、じっくり鑑賞・・・というわけにもいかず(^^;そのほか、〈王女マルガリータの肖像〉ディエゴ・ベラスケスとその工房と、〈受胎告知 天使〉カルロ・ドルチが印象に残った感じ。あえてそうしていた?のかもですが、全体的に明るい色彩のふわふわっとした感じの絵が多かったような気がしたルーブル美術館展でした。


■読んだもの

『こいしり』(畠中恵/文芸春秋)

『まんまこと』に続く2作目。
神田・町名主の跡取りお気楽息子・麻之助、幼馴染の色男・清十郎、同心見習いの生真面目・吉五郎が、町名主へ持ち込まれる相談事に巻き込まれ両国界隈を歩き回る。1作目よりも、各人の個性がはっきりしたから?畠中作品らしいほんわかのほほん雰囲気が漂いつつ、謎解きありで、おもしろく読めたような。今回、麻之助のお気楽生活が、事件解決にかなりの確率で貢献?こんな町名主さんがいてもよいのでは?と見てるだけの側としては思ってしまいますが、さてさて。「百物語の後」の最後”いつも金欠であるにもかかわらず・・・(中略)金子には手を出さなかった”というくだりに笑いました。





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ひなた [MAIL] [HOMEPAGE]