*蒼天おぼえがき*


2010年01月23日(土) 土佐が舞台の。
シアターキューブリック「誰ガタメノ剣」@紀伊國屋サザンシアター。

キャラメルボックスの「エンジェル・イヤーズ・ストーリー」を見に行ったときに入っていたチラシで公演予定を知り、チェック入れ。
『夏草の賦』(司馬遼太郎/文藝春秋)がベースの元親さんであり、某BASARAのイメージを期待するとびっくりします。事前に、『夏草の賦』を1/3程度読んでいたため、その点はとりあえず大丈夫でした(笑)。あそこまでロックな信長は今まで見たことがなく、むしろそちらの方が驚き(死国TAKE FREEとか)。運動量、半端じゃないだろう信長さんと秀吉さん。戦国時代物ながら、殺陣などのシーンはなく、衣装や小道具も現代アレンジ。かなり飛ばし気味アレンジなので、原作で補完かなとも。ともあれ、なかなか新鮮な舞台でした。


■読んだもの(2/6読了)
『夏草の賦』上下巻(司馬遼太郎/文春文庫)
戦国時代、織田信長〜豊臣秀吉のころ、四国統一を目指した長曽我部元親の話。某BASARAのアニキなイメージが払拭される元親さんです。よくあそこまでイメージ膨らませたなーと、逆にゲーム開発者さんを尊敬。こちらの元親さんは、戦する前にいろいろいろいろ考え、悩みだすと寡黙で、準備をしてことにあたるタイプ。俺様についてこいや!的ではなく、みながそういうならそうしよう的場面を自らセッティングし進める、そんな人です。
土佐、四国…今年の大河ドラマ・龍馬伝もそうですが、無意識で東からの視点でいろいろ歴史を見てたんだなと思い知らされる感じです。同じ日本だけど、本当の歴史を知らないことがまだまだ多いんじゃないかなと思います。
土佐、行ってみたいな・・・。





< Old  Index  New > 


ひなた [MAIL] [HOMEPAGE]