ゼロの視点
DiaryINDEX|past|will
2002年11月19日(火) |
カップル達の逸話 PART1 |
今まで出会ってきたカップル達の逸話をちょっと・・・・・。
(1)既婚アメリカ人カップル ある日夫J(42)が、妙な胸騒ぎを覚えて妻D(38)のメールボックスに、暗証番号をなんとか推理してアクセス成功。するとそこには、先日夫婦で気分転換にでかけていったクラブで知り合ったアラブ人と、妻の「熱い恋の往復書簡」が。アタマに血がのぼった彼は、そのままの勢いで我が家に電話してくる。妻のメールを全部メールで転送までしてくれた。 アラブ人の彼が書いた手紙は、あまりにも素晴らしい文体だった。本当に文学していた。しばらく読んでいるうちに、私の夫のほうが先にこのトリックに気がついて爆笑したじめた。 なんと、ソレは「シラノ・ド・ベルジュラック」のとあるくどきシーンの文体をそのままパクったものだったのだ・・・・・。どうりで文学的なわけだ(笑)。 しかし、フランス語の勉強をしている最中の妻Dは、そんなことにまるで気づいていず、どんどんアラブ人の彼にのめりこんでいく。そんな妻に、日記をみてしまったと白状することもできず、とはいえ現状を放って置けない夫Jはますます悩み・・・・・。これじゃ、谷崎潤一郎の小説じゃないか?!?!?!、と思ったくらいだ。
この状況にいてもたってもいられない夫Jからは、毎日数回電話がかかってくる日が長いこと続いた。で、少々うんざりしてきた私は、Jに谷崎の本を読むことをすすめた。薦める理由を彼が問うてくるので、
私「きっとJはマゾな血があるんだと思うよ、だから、こういうのを発見して 頭にカーッと熱くなったと同時に、股間も熱くなったでしょ?」と言って みた。(私の夫は隣で腹をかかえて笑っている)。 J「・・・・・・・・・・・」 私「きっと、奥さんはね、ただ夢をみているだけで長くは続かないと思うよ。 それにいい夫婦の刺激になってよかったじゃない、おめでとうっ!!」 J「・・・・そうなのかな?」
結局、この騒動から2ヶ月して、以前にも増してラブラブ状態に戻った夫婦の話でした・・・・・・。(ちなみにこの夫婦は、幼馴染で人生のほとんどを一緒に過ごしている)。
こういったネタは身近に数え切れないほどあるので、時をみてアップしていこうと思うので、お待ちくだされ。
|