ゼロの視点
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夜の9時過ぎ、ありあわせの食材で簡単な食事をつくり、夫とテレビを見ながらダラダラと食事をしていた時のこと。突然、呼び鈴が鳴った・・・・。
「誰?。こんな時間に?。」
不審そうに私と夫は顔を見合す。とはいえ、誰なのかを知りたいので、インターフォンに私が出てみる。
私「アロー?。」 謎の訪問者「こんばんは」
ゲッ、謎の訪問者は日本語を喋っている。しかも女性のようだ。
私「どちらさまでしょうか」と私も日本語で切り返してみる。 謎の訪問者「おせんべを持ってきました」 私「???????」
おせんべなど、宅配で頼んだ覚えはないぞ?!?!?!?!。キサマは何者じゃ?。
私「で、どちらさまなんでしょうか?。」 謎の訪問者「KYだよーーーーん」 私「まさか・・・・・・!!!!!」
謎の訪問者は、大学からの親友のひとりだった!!。KYは日本在住で、つい3日前までいつものように、メールを日本とフランスで交わしていたから、インターホン越しに、突然「KYだよ」と言われても、アタマが混乱。それと同時に感動して、取るものも取らず、スリッパのままエレベーターを降り、入り口にいる彼女を迎えに行く。
思えば、彼女はいつも私の人生の節目にいてくれた人間。大学を卒業して互いに都内で働いていたとき、フラッと会社帰りに、時には昼休みにKYの職場にアポなし訪問して彼女をビックリさせる、ということをしょっちゅうやっていた私。KYのところへ立ち寄って、ダラダラと話をすることで何度も救われてきた。
そして、最近、妙に彼女のことが懐かしくなってきていて、メールで「久しぶりに一緒に呑みてーぜ!!!」などと、お互いに言い合っていたところ。ただ、仕事の関係で、11月の日本への里帰りが無期延期になってしまったので、ガックリしていたところでもあった。
彼女は私のHPを見ていてくれて、それで私が確実にパリにいるということを確信した瞬間、内緒で航空券を取ったらしい。長年、私にアポなし訪問されていたので、今度は“自分がやってやろう!!”、と・・・・。
「なんていうやつだ・・・・・」と繰り返し言いながら、あまりの嬉しさでボロボロ泣いている私、そんな私を見て、友人も涙・・・・。夫が私達二人の“感動のご対面”についていけず、ポカーンと見ている(笑)。
その後は、渋谷の街で昔二人で呑んでいたように、我が家で酒盛り。積もる話は午前2時まで続いた。KYはあさっての昼にはロンドンに行ってしまうので、明日の木曜日は、何が何でも彼女のために一日空けようと思う私であった。
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