ゼロの視点
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あけましておめでとうございます。
さて、昨日の大晦日は、例年のごとくパーティー。夜9時に出かけて、午前6時頃に家に戻ってきた。
パリに住み始めて5回目の年越しだが、毎回パーティー会場で過ごすので、一度もテレビ等を見たり、あるいは街にブラブラと繰り出す等のことをして、年越した経験がない。一度はやってみたいものだ(笑)。
パーティー会場には70人くらい人がいたが、午前零時をまわると一斉に恒例の“Bonne année”コールと一緒に、ビズ(挨拶のキス)が始まる。非常に面倒くさい・・・。昨年のパーティーは120人くらいいたので、もっとビズをする回数が多くて、疲れた(笑)。
とはいえ、会場には、仲のいい友人らがたくさんいて楽しかった。特に私のお気に入りのV(♂)が、その妻Cと愛人Kを引き連れてパーティーに参加してきたので、さっそくお喋り。
彼らは、いわゆる"ménage à trois"(要するに3人で暮らしている)という家族(?)編成。3人ともそれぞれ個性が極端に違いながらも、奇妙なハーモニーでうまくこの家族構成を維持しているから、尊敬する。
もともと彼らは夫の友人だったのだが、気がついたら私のほうが彼らの生活にズイブンと入り込んでしまっているのが実情。ま、そのくらい三者三様に面白い人達なのだ。
というわけで、年が明けてからは、ずうっとVと一緒にいたように思う。彼の今までの生い立ちとか、つい、いつもの癖でどんどんインタビュー体勢に入っている私。
妻と愛人をそれぞれ満足させる秘訣や苦労など、色々話してくれて、あっという間に時間が経っていった。オトコとしての精神面と肉体面のバランスをとる、といえば簡単になるが、まあ、それらを実践し、妻も、愛人もそれにOKを出しているのだから、面白いものだ。
ほんの少しだけ、アナイス・ニンの話がふとアタマに浮かんだほど。
ところで、久しぶりに会うメンツなどもたくさんいたので、それらと一人一人話していくだけで、もう明け方になっている(汗)。また、久しぶりに会ったというのに、みな私の仕事のことを知っている。夫のせいだっ!!!!!!。ヤロウがべらべらと喋ったに違いないっ。うううっ。
帰宅して、目が覚めると夫が珍しくクロワッサンを購入して、朝食の準備をしてくれていた。ビックリ。その後、テレビでリノ・バンチュラ主演の“レ・ミゼラブル”を観る。ふとチャンネルを回した出くわしただけなのだが、面白くてついつい全部観てしまう。
これを見終わった頃、夫がキッチンに向かっていく・・・・。アタマにはたくさんの???マークの私。キッチンに一緒について行こうとすると、拒絶されたので、放っておいた。
すると15分後に、たくさんの牡蠣をキレイに皿にもりつけて、夫がテーブルに並べ始めるではないかっ!!。どうしたんだ、このサービスっ。朝食の件にしろ、このことにしろ、マジでビックリしている私。
果たして、これがいい年のはじまりとなるのか、それともこの夫のサービスが一日限りのものなのかはわからないが、こんな感じで私の2003年は始まってしまったようである(笑)。
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