ゼロの視点
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2003年01月20日(月) 義弟

 ひきこもりが終わった瞬間、毎日外出の日々。土曜日は久々にパーティー生活に復活し、夜9時半から朝の4時まで社交して、日曜日の午後は、日仏カップルJ&Rのフェットへ。R嬢が日本へ戻ってしまうので、そのさよならパーティーだった。

 土曜日から義弟Jが我が家に“とある事情”で避難していたので、日曜日の13時から始まったパーティーには、定時にいけず午後4時すぎの出席となった。とはいえ義弟Jとわしら夫婦3人で過ごしたウイークエンドは、なかなか味わい深いものがあり、非常に有意義だったと思う。
 
 そんなわけで、私達夫婦がJ&R夫妻宅に到着した時には、ほとんどの招待客が家路に戻る頃だった。ま、そのおかげで、メインの方々を一人占めすることが出来てしまった。この日仏カップルは、とてもに若くて、未来に向かって苦悩しつつ頑張っている姿が素晴らしいなァと、つくづく思った。我が夫もそれを見て、自分の若き日々を思い出して、妙に感動していた(笑)。

 そして本日は、久しぶりにエイロクスケ嬢をはじめ、なじみの日本人の友人らとベルヴィルの中華街にて集合。4人揃ったが、それぞれがクリエイティブな仕事をしていて、その情報交換などを含め、話がおおいに弾んだ。

 そして、12時少し前に家につくと、何も食べてない夫がいた(汗)。ここでよい妻ぶりを発揮して、とりあえず簡単に夕食をつくって“あげて”、色々と二人でディスカッションをしたあと、夫に今までの原稿の手直しをしてもらう。恩を着せて、自動的に夫から恩を返してもらう作戦が大成功した(笑)。

 この調子で、今週中には35ページ分の原稿を完璧にしあげて、どうやら編集者にそれを渡せる見通しがついてきた。あと少しで最初のそして一番の難関を越えられそうだ。歴史に詳しい友人や、ジャーナリストの友人などに今までの草稿を見せたところ、結構評判がよかったので、これもホッとする材料になっている。

 さて、義弟との話戻るが、彼と我が夫は3歳違いの兄弟だが、本当に性格が正反対。よくここまで同じ母親の御腹から違う性格が生まれたものだと関心するほど。しかし、二人は羨ましくなるくらい仲がいい。私はひとりっこなので、こういう関係は想像だにつかないのだが・・・。

 義弟は、過労死になりそうなほど働いていて、一昔前の日本人サラリーマンの姿を彷彿させる人物。またそれをよしとして今までやってきたのだが、ここにきて“不惑の年”を迎えてきている。ある意味ボエームな生活を送っている兄夫妻の姿を見て、今までの生活の信念が崩れ始めているのが傍目からでもうかがえる。

 ワシら夫妻は、ある意味本当に特殊なのは確か(サイトでは残念ながら語ることは不可能)なのだが、いい意味で義弟がそれを取り入れてリラックスしてくれるのは私としては、本当に嬉しい。が、その影響が強すぎて、彼のアイデンティティ・クライシスを引き起こすのであれば、どうしたらいいのか今のところよくわからない・・・・。ま、要するになるようにしかならない、というのは前提であるとしても、だ。

 一体、本当にいつか義弟の身に“la Libération”の日が到来するのだろうか?!?!?!。
 


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