ゼロの視点
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私の声は低い。とくに電話に出るときは低く、決して感じがよくないかもしれない(笑)。かなり"pète-sec"(つっけんどん)。
我が家には電話がかかってくることが異様に多いのだが、私が出ると、大半の人が夫と間違えるのが常。人によっては自分の名前を名乗らないこともあるが、これが非常に嫌いな私。電話をとると、
「J?」といきなり訪ねてくるので、 「人に名前を尋ねるんだったら、そちら様が最初に名乗っていただけませんでしょうかね」
と慇懃無礼に対応する。ま、これでたいていの人はハッと気付いて名乗るのだが。それでもアホがいて、
「もしかしてJじゃなくて、ゼロ?。ぼくだよ、ぼく。誰だかわかる?」とほざいてくる。もうかなり怒りの沸騰点に近づいている私は、
「そんなゲームにつきあってられないので、これ以上名乗らないなら電話きりますけれど!!」とタタミカケル。ここでアホもたいていは名乗るが、それでもまだゲームを続けようとする輩がいる場合は、情け無用でガチャンと電話を切る。
このやりとりを見ていて、夫がたまに私の隣で冷や汗をかいて、固まっていることがある(笑)。
また銀行だの、タイムシェアだのから勧誘の電話がかかってくる時も、かなりアタマにくるので、機嫌が悪いときには、滅茶苦茶な対応をして憂さを晴らすことが多々ある。
時には、何人だかわかない酷いアクセントと、支離滅裂な文法で対応して、相手が「誰かフランス語が喋れる人はいませんか?」と言うのを待ってみる。そして、思う壺で相手がこのプレーズを言った瞬間、「人種差別だ!!」と意味不明に訴えてみる。
また時には、私あての勧誘の電話だったら、即座にお手伝いさんになって、「奥様は買い物に出かけております」または「里帰り中」等とと伝える。相手が
「マダムは明日だったらいるか?」と聞いてくるので、 「しりませんが、またトライしてみたかったらどうぞお好きに」と対応する。
夫あての勧誘の場合は、「夫はオンナを作って出て行ってしまったんですけれど・・・・」と哀れを誘う口調で対応。これは非常に効果があり、面倒くさいことに巻き込まれたくない勧誘者は、さっさと電話を切ってくれる。
電話に出たとき、またはかけたとき、たった一言でいいから「今忙しいですか?」とか、相手の現状を尋ねる言葉があれば、いいだけのこと。が、これをやらず、とりあえず自分の用件(勧誘含む)をまくしたてたり、ゲームする輩は大嫌いだっ!!!!。
不思議なことに日本人だとこういうことがほとんどない。ま、そういう人もいるもかもしれないが、今のところ私は知らない。だからイジワルになる必要もない。
しかし、この対応を友人らに長年続けてきた結果、かなりの非日本人の友人・知人らは、我が家に電話してくる時に、注意を払うようになってきいる。どうやらある種の“しつけ”を達成してしまったようだ(笑)。
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