ゼロの視点
DiaryINDEXpastwill


2003年03月09日(日) 仮装パーティー

 土曜日の晩は、久々の仮装パーティーだった。パーティーがあるのは知っていたが、まさかそれが仮装だったとは、直前まで知らなかったので、焦る・・・・。"mardi gras"(告解火曜日)は3月4日だったが、それにちなんで仮装パーティーに変更しようと誰かが言い出したらしい・・。そして、ない知恵を絞ったら、意外と簡単に解決策がみつかった。

 2000年に中国の武漢を訪れ、とある寺に行った。そこでは僧侶用の衣装が売られていたのだが、かなり安く感じたので、発作的にたくさんそれを購入しておいたのだ。いつかこれらが役に立つ日が来るだろうと思って・・・。

 しかし、月日が経つに連れて、そんなモノを購入したことをすっかり忘れていた。以前、城を借り切っての仮装パーティーでは、ベルサイユ宮殿の衣装部に勤務する友人のこねで、映画でも実際に使われたものスゴイ衣装を無料で借りてパーティーに挑んだものだった。

 今回は、そんな準備の時間もなかったゆえ、急遽、中国人僧侶のイデタチとなった。たまたまいとこのI嬢が日本から草履を夫にみやげとして持ってきてくれたこともあり、それを夫にあてがい、また以前に母親が私にくれた桐下駄を自分用にしてみた。

 会場につくと、急遽変更になったため、仮装が完全にできてない人らも多く、それを見越していた夫がたくさん持ち込んだカツラ(なんでこんなものをコレクションしているのかわからんが・・・)を貸してあげたりもした。

 そして、仮装パーティーといえば、P&F夫妻。今回もバリバリの伯爵ファッションでやってきた。彼らがくると、一瞬にして雰囲気が盛り上がるのが嬉しい。夫のPのほうの今回のテーマは、18世紀のおかまな伯爵だったので、化粧もかなり凝っていて、面白い。

 仮装の準備するのが面倒くさい人は、普段自分たちが仕事で使用している制服で出現したりもした。パイロットの格好だったり、消防員の格好だったり、と社会階級も色々で見てるだけでも笑える。

 どうしても衣装が見つからなかったGは、直前になって我が家に慌てて電話してきて、「着ていくものがないよ・・・・、どうしよう・・・・。」と半泣き状態だった。そして、ふと私が彼が趣味で合気道をやっていることを思い出して、その格好でくることを薦めてみたら、実際に合気道の衣装でやってきた。

 特殊なパーティーなので、どうしてもこれに来たい人がたくさんいる。が、今回は仮装という別の意味で難関が増えたので、困った人が続出。友人のEは、大の仮装嫌い。でも、行きたい・・・・・、どうしよう・・・・、というわけで、急遽、夫の仮装コレクションの一つであった伯爵ブラウスを貸してみた。とまどいながらも、年貢の納め時と観念したEがそのブラウスを着る・・・。いつもどっか固い彼が、だんだんとピエロモードに突入していく瞬間だった。

 今回は中規模のパーティーだったので、人数はおよそ80人ぐらい。残念なことに招待客に限りがあったので、いとこのI嬢を連れて行くことができなかった。そのかわり、土曜日、彼女はひとりでモンサンミッシェルを日帰り旅行して、彼女なりにとても楽しんでいた様子。よかった、よかった。

 まだまだI嬢のパリ滞在期間中にはパーティーの予定があるので、いずれかのパーティーには彼女を連れて行こうと思っている私。雰囲気は面白いが、延々と続くパーティーに、フランス語が不自由な彼女がどこまでついてこられるか?!?!?!、という問題はあるにしても、是非、観光では味わえない雰囲気を経験してもらいたく思う私でもあった。

 ちなみに、今回のパーティーは夜9時半に始まって、明け方の午前6時半まで続いた。家に戻り、色々とパーティーであったことを夫と話し(なぜなら、わしら夫婦はパーティーではほとんど別行動ゆえ、それぞれの視点を後になって語りあうのが常)、実際に床についたのは、朝の8時前。ゆえに起床したのが午後3時過ぎになった・・・・(汗)。
 


Zero |BBSHomePage

My追加