ゼロの視点
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2003年03月21日(金) Salon du livre

 フランス時間で、21日になったばかりで、すでに日記更新(笑)。

 夕方から、年に一度開催される"Salon du livre"に行ってきた。日本語で説明するとしたら、どう伝えたらいいんだろうか?!?!?!。出版社をメインに、マスメディアの展覧会と言えばおわかりになるだろうか?。

 明日の金曜日からの一般公開を前に、関係者だけのオープニングに招待されたので、出向いたというわけだ。本来なら夫も喜んで出陣しそうなものなのに、なぜか今年は夫には招待状が来ず、私だけ、現在執筆中の本の版元からの招待状が来た。夫は、ちょっとすねていたが、ま、そうとはいえ、私も夫なしに自分の世界をフランスで着々と築いていることには満足している模様。

 先月は、"EXPO LANGUE"というのがあった。言語関係に関わるすべての関係機関の博覧会なのだが、この時は、夫がらみで招待状が来て、関係者だけのオープニングセレモニーに参加してきた。その際、ちゃっかり自分の本の宣伝(取材協力願い)もしてきた(笑)。

 こういった関係者だけの博覧会は、各ブースでシャンパンやワイン、食べ物のサービスが充実しているのが常。なので本日も空腹のまま、出陣。仕事なのか、ただ、無料で飲み食いしたいだけなのか?!?!?!。

 メトロ12番線は非常に混んでいた。普段あまり使わない路線&地域だったので、きっとラッシュアワーなのだと思っていたら、ほとんどの人が、"Salon du livre"会場に向かっていく・・・・。会場に着くと、溢れんばかりの人、人、人・・・・・・。

 おまけに会場に入ると、私だけじゃなく、多くの人が食い物目当てだったりすることが判明。なぜかというと、美味そうなツマミを用意しているスタンドには、溢れんばかりの人が群がっているからだ!!。さすが、フランス人・・・、侮れないっ!!。

 それにしても、巨大な会場に、本、本、本・・・・。非常に興奮してくる。だが、同時にあまりにも危険・・・・。なぜなら、調子にのって何冊も買ってしまいそうな誘惑があるからだ。本を見つつ、シャンパン飲んで、また本をみて、次はワインを飲む・・・・。

 冒頭から、すっかりアタマ・クラクラモード。

 
 とはいえ、完全に酔っ払う前に自分の版元のブースを訪れておく必要があるので、それを探すがなかなか見つからない。我が版元のブースが小さいのか、それとも、会場が大きすぎるのか?!?!?!。30分を要してようやく私の版元を見つけると、意外に大きかった。でも、食い物のレベルはそんなでもなかった(笑)。そのかわり、わしの版元は、アコーディオン弾きと女性歌手をわざわざ招いて、一種飛びぬけた雰囲気を醸し出していた。

 ホストとして、忙しく働いている版元の社長(兼モノ書き)を見つけたので、招待状のお礼と、仕事の現状などを伝える。向こうも、いちおう、自分の会社が現在抱えているもの書きが来たので、バンバンとシャンパンを注いでくれて、マジでアタマがクラクラ。でも、最低限の営業はしたつもり?!?!?!。

 とりあえず、自分に課された最低限の義務を果したので、あとはオノレの好みになすがまま各ブースをまわる。もちろん、そのたびに食い物を見つけ、口に頬張っていくから、どんどん腹がいっぱいになる。こんなことをしているうちに、すきっ腹問題も解消され、あらたにシャンパンを飲み歩く私・・・・。

 ほろ酔い加減でフラフラ歩いていると、なんだか見知った顔を発見。それはたまにわしの日記にも登場する、精神科医のGだった。そういえば、彼もすでに10冊近く本を出版しているから、招かれていて当たり前といえば当たり前だが、それにしても、奇遇で笑ってしまった。

 彼は、相変わらず今見知った女性をナンパしている最中だったので、そこに割って入り、最近入手したばかりのデジカメで記念撮影。無念にも本日凝られなかった夫のために、一枚、ナンパされていた女性に、Gとの写真を撮ってもらう。うーん、なかなかいい出来だ。そして、ナンパされていた女性とお礼をかねて、お喋り。絶対この行為はGの目的をさらに困難にさせたと思うが、ま、それはご愛嬌。許せ、Gよっ!!。

 集中して各ブースをのぞけば、すべての本が欲しくなる。とはいえ、集中しないと全然おもしろくない・・・・。そんなわけで、知人も非知人も含め適当に社交したあとで、早々と会場を後にした。我慢した甲斐あって、本日購入した本は、たったの一冊。うーーーーん、私もズイブン大人になったものだ。それに対して、たくさんの見本誌をゲットできて嬉しい。

 会場を出て、そのまままっすぐ家に戻るのもつまらないと思ったので、いとこI嬢が自活している1区のStudioを訪問してみる。日暮れと共に、メトロに乗りたくない彼女は、外出を控えているが、今回は夜に見知った顔が突然やってきたこともあり、徒歩でいけるカフェに行くことに賛成してくれた。

 そんなわけで、カフェで延々とお喋り&週末のロンドン旅行の打ち合わせ。


 午前0時近くに帰宅すると、アパルトマンの管理会社との会議に出席して疲れきった夫がいた(笑)。




※半日前に更新した日記がありますので、お時間があったら一日分過去に遡ってみてくださいませ。
 


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