ゼロの視点
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2003年05月31日(土) 中国・近畿旅行 PART3

朝起きると、台風が上陸していた(汗)。5月から台風がやってくるのは珍しいと言っている・・・・・・・。ホテルの部屋から外をみると、街路樹が激しく揺れている。雨も必然的に斜めに激しく振っている・・・・・。ああっ!!。台風4号のルートを見ると、わしらが行こうとする場所に先回りするように上陸しているのがほくわかる。さて、どうしたものか?。

 とはいえ、せっかく出雲に来たのだから、ということで、暴風雨の中の“出雲大社”行きを決行することにした。出雲市駅から一畑電鉄に乗り、一路出雲大社へ。

 私が切符を購入したり、時刻表を調べている間に、電車の待合室で、夫は地元の女子高生達とさっそく楽しんでいる。みんなにピースをさせて、写真撮影したり、覚えたての日本語を披露して、みんなに笑われていた。

 10数人の女子高生のグループは、やはり暴風雨の中、出雲大社へ行くらしかった。ゆえに同じ電車だった。10数人のうち、勇気のある女子高生二人組みが、興味本位で私達のところにやってきた。もう、夫は大喜び、私も大爆笑。引き続き、覚えたての奇妙な日本語で女子高生をお喋りをする夫。自己紹介をして、ついでに私の名前も言っている・・・・・・・。

 すると女子高生が私の名前を聞いて、「なんか日本人みたいな名前だねっ!!」と話しているのが聞こえたので、私が「私は日本人なのよっ!!」というと、彼女達が「ええーーーっ、日本人だったんですか?!?!?!」と質問してくる・・・・・(汗)。どういうこった?。

 一方、嬉しくてたまらない夫は、その後座席に座っているすべての女子高生の名前を聞いて、車内を歩いていた。めでたし、めでたし。

 さて、出雲大社に到着すると、本当に暴風雨。フランスで購入した安っぽい折り畳み傘は、幾度も折れそうになる。夫は、レインコートのフードをかぶり、おまけにヒモでご丁寧に占めるので、奇妙なイデタチ。後姿だけでは何人だかわからなかったのか、夫をめがけて一人の日本人女性が道を尋ねるために走りよってきた。

 頼みもしないのに、女の子が自分に走りよってきて嬉しくなって振り向くと・・・・・・。女性のほうは、振り向いた相手が外人だと知って、何も言わずに走り去っていった(笑)。夫、ガックリ。

 台風でも予定を変えられず出雲大社を観光するものもあれば、同じように、予定を変えられずにそこで結婚式をあげるカップルもあり。角隠しをして、綺麗に化粧をし、着物をきた新婦と、羽織袴で毅然とした新郎を見つけて、またまた夫はパパラッチ状態。おまけに、図々しくも、新婦とツーショット写真まで撮ってもらっていた。


 悪天候にもめげず観光を終え、夜には一路萩に向かった。益田駅から東萩駅に向かう電車は、一両だけのワンマン列車。山陰の奥に行けば行くほど、電車の車両が減っていくという現象。

 ちょっとだけ夫の反応をウオッチしたかったので、あえて運転手の横に座ってみた。運転手は、客がいようといまいと、「右よし、左よし、発車オーライっ!!」という儀式を各駅ごとにしている。それがまた、本当に見事なほど、きびきびした動きなのだ。それを見た夫は、私の想像以上に、感動していた(笑)。絶対にフランス人の運転手が同じ事を出来るとは、考えも出来ないと、白状していた。おまけに、自分も出来ないと、白状した。


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