ゼロの視点
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よく私の掲示板に書き込みをしてくれる“たまさん”と、本日はランチ。彼女に実際にお会いするのは2回目だ。
実家も妙に近かったりして、パリにてローカルな話が出来ると言う点、またお互い一人っ子同士ということで、今後の生活での問題点などを話し合うにも、共通点が多く、必然的に話が盛り上がってしまう。
また、たまさんは愛猫を、私は愛犬を実家に残してきているので、この点についても、話があう。お互い、ペットに何かがあったら、どんな状況でも日本へ飛んで帰る、つもりでいる。
また、もし“夫が死んだら”ということで、色々と話が盛り上がった。どこまで夫の死後、自力でやっていけるか?、乃至はそうなってもいいように(実際にはよくないが)もっと自分で稼ぐ環境を、どんどん充実させていくには?、等ということで、あーでもない、こーでもないと話にハナが咲く。ま、死ぬという極論は置いておいたとしても、事故だの、離婚だのと、色々な選択肢が人生にはあるわけだし・・・・、ということで。
もちろん、先のことばかり杞憂して現在をおざなりにするという訳ではないが、気持ち的に備えあれば憂いなし、という感じになりたい時があるのも事実。そんな状況を踏まえて、本日はたまさんとたくさん議論できて、非常に楽しかった。
例えば、 (1)今住んでいるアパルトマンが持ち家だとしても、どうやって高いか理費を含め、自分達の力(つまりは妻だけ)で払い続けることが可能か否か?。
(2)もし離婚しないまま、夫に先立たれて、妻の権利として残された一族の不動産等をどのように維持(状況によっては売却)するか?。
(3)日本の実家をどのように維持していくか?。(一人っ子ゆえ、相続問題はないにしても、維持についてはひとりで色々とやらねばならんということが多々あり・・・・)。
(4)子作りはどうする?(お互いに現在は、決して若くない状況で子供なし)。
ざっと挙げて、こんな感じ。きっとここにふと日常生活で気になる、将来の問題を挙げ続けたら、物凄いことになるだろう(笑)。いずれにせよ、とりあえず自分達でどこまで稼げるか?、ということがキーポイントなことだけは確か、だと思う。
さて、夜からサン・ドニのバジリク(大聖堂)でのコンサートに招かれていたので、出動。ラジオ・フランスのオーケストラによるベートーヴェン『交響曲第六番』、後半は同コーラスによる、ブルックナー『ミサ曲ホ短調』。指揮はチョン・ミュンフン氏。
サン・ドニ・バジリクの駅および街には、日焼けした方々ばかりなのに、大聖堂の中に入ると途端に日焼けしてない人ばかりになり、非常に奇妙だった。世界が二部しているとしか言えない印象。
大聖堂の中には、オーケストラ団員、コーラス団員、そして観客にはアジア人はみられたが、本当に見渡す限り黒人がいないのだ。それなのに、一歩大聖堂から出ると、そこにはたくさんの黒人がいる。
久しぶりに聞いたベートーヴェン『交響曲第六番』は、もともと私の好きな作品じゃないが、今回はなんとなくいつもより楽しめた気がする。またブルックナー『ミサ曲ホ短調』は、非常によかった。
日本にいたときは、しょっちゅうクラシック音楽のコンサートに行っていたが、フランスに住み始めてからはほとんど足を運んでないので、これからはもっと頻繁に出かけてみようと思った。
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