ゼロの視点
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西洋人は日本人より鼻が高いことは誰でも知っている。で、鼻が高いと必然的に鼻の穴も大きかったりすることが多い。また角度もあるので、鼻毛が飛び出す確率も意外に多かったりする。
こっちに住むようになって、色々な人の鼻毛を見たような気がしてならない。特に男性・・・・・。飛び出している人は、思いっきりボーボー、という感じ。どうしてここまで鼻毛を飛び出させて平気なんだろう?!?!?!、と思うことしきり。
夫も例外ではない。夫の父は、そのリスクも考えて毎朝念入りに鼻毛のお手入れを欠かさなかったらしいが、夫はそんなことまで気が回らないタイプ。鬚も剃り残りがあること多々アリ。
そんなわけで、夫としてはかなり念入りに身支度して、ビシッとスーツを決めたつもりでも、ふと鼻毛が出たまま・・・・、ということがあるのだ。先日も、二人でメトロの駅にいるとき、私がまざまざと夫の顔を眺めていると、鼻毛が出ていることに気付いた。ああ・・・・・、こんなにおしゃれしているのに、鼻毛が出ているよ・・・・・。
で、すぐさま夫に「鼻毛が出ていてみっともないっ!!」と進言してみる。すると夫は「じゃ、急いで抜いて」と私に鼻の穴を預けてくる。そして私はオモムロに、そして躊躇するなく指を彼の鼻の穴に突っ込み、鼻毛を束でツマミ思いっきり引っこ抜いた。
その瞬間、夫が「ぎゃあぁぁぁあっ!!」と叫ぶ。それにつられて周りの人がわしらに注目。でも、まだ出ている鼻毛・・・(汗)。こうなると、私も突然完璧主義に徹して、出ている鼻毛は全部抜いてしまいたい。ゆえに、何度もこの作業を繰り返す。そのたびに絶叫して、涙まで流している夫・・・・・。
ある程度抜き終わって、ふと我に戻った私が反対方向のホームに止まっているメトロ車内の人を目が合った・・・・・。彼らは、わしらの行為を見ていたようで、もんどりうって笑っていた。
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