ゼロの視点
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| 2003年07月11日(金) |
気がついたら・・・・・ |
気がついたら、このサイトの訪問者数が3万を超えていたので、ビックリ。最近、あまり更新してなかったもので・・・・。皆様、こんなつたないサイトへの御訪問、誠にありがとうございます。
仕事にはボチボチ復帰しているものの、まだエンジン全開じゃない。ゆえに焦燥感に駆られているわけで、それが例の現実逃避に拍車をかける。ま、こうかくとちょっと大げさだが、要するにいつものこと・・・・。
おとといの晩のことだ・・・・。夜中にふと、気晴らしに“2ちゃん”を覗いたのが運の尽き。現実逃避の手段を潜在的に探していたと思われる私は、“2ちゃん”が一番ホットになる事件と同時に、この掲示板にたどり着いてしまったようだ・・・・。
長崎の幼児誘拐殺人事件の犯人が、中学一年生で、まだ12歳だったというのだ。12歳では、刑事責任は問えないというということ。ゆえに“2ちゃん”では犯人特定ゲーム(実名&写真晒し)が激しくなっている時だったのだ。
“ちょっと覗いたら、仕事に復帰しよう・・・”と自分に言い聞かせながらも、嫌な予感・・・。結局膨大な時間を、2ちゃんで消費してしまった。
1997年にあった、例の神戸サカキバラの事件の時は、2ちゃんもなかっただろうし、もちろん私はパソコンさへ持っていなかった。ただ、その時も私は、日本でつまらぬ原稿の締め切りに追われていて、昼夜逆転した生活を送っていて、気晴らしに近くのコンビニへ朝5時頃足を運んで、偶然、サカキバラの本名&顔写真が晒された写真週刊誌を購入した。で、この時も結局、気晴らし、気晴らしと自分に言い聞かせながら、テレビを見続けてしまったのを、昨日のように思い出した。
現在、2ちゃんでは色々な写真が飛び交っている。全部どうやらガセのようだが、それに群がる人々(自分を含む)を見ているうちに、とうとう飽きてしまった。幸いなことだ、私にとっては・・・・ホッ。
いずれにせよ、私はうちのパソコンから2ちゃんに、とうの昔から書き込みができないので、ロム専門。なので、必然的に、匿名で交わされる議論、抽象などを傍観しているだけ。2ちゃんにはアクセスが集中しすぎて、スレッドがぶっ飛んできたり、もう大変。
また2ちゃんビギナーを狙ってのイタズラで、アクセスした人のIPを巧みに晒す罠に嵌っている人も続出している。“裏2ちゃん”に本名と顔写真などの詳細があるといううたい文句に、これらの人はどんどん挑戦していき、終いには自分のIP、時にはメアドまで晒してしまう、というわけだ。
その晒されたIPによっては、2ちゃんへ会社からアクセスしていることがすぐわかる。うーん、こんなに会社からアクセスしている人がいるんだなぁ・・・、と妙な感覚。きっと、こんなことがバレたら、ヤバイ会社もあるだろうに。
そして、ふと思った。フランスには2ちゃんみたいなものはない。チャットなどはそれなりにあるけれど、日本ほど掲示板文化は発達してない。なんで?!?!?!、と自分なりに考えてみた結果、フランスだと、掲示板に書き込むとか言う前に、道端で誰彼ともなく、まるで2ちゃんのように、井戸端会議が開かれているからかな?、とも思った。
逆に、日本だと、道端で見ず知らずの人と今話題のニュースなどを井戸端会議することも少ないし、仮にそういった状況があったとしても、世間の眼を気にして、なかなかダイレクトには本音がいえないという状況があるのだろう。
メトロの中、病院の待合室、パン屋で並んでいる最中、レジの人、郵便配達、タクシーの運転手、レストランの給仕や、たまたま隣席になった人、インタビュー相手、アパルトマンの管理人・・・等、書いたらきりがないほど、いろいろな人と、色々な話題(まったく意見が食い違ったとしても)喋る機会が身近に、鬱陶しいほどあるのがフランス。喋っている相手の、名前も職業も何も知らないなんてこともザラにある。ということで、ダイレクトなコミュニケーションでありながら、匿名だったりするわけだ(笑)。
逆に、日本だと、極端にこういった機会が少ないと思ったのが、つい先日の里帰りの時。本音と建前ということで、数々の西洋人が日本人を理解しようとして、出来のいいものから悪いものまで、数え切れないほどの本を書いているが、あながち当たってるのか?、とも思えてきた。
どちらがいいとかそういった問題ではない。ただ、私がこの表現方法のまったく違った二つの国に関係している、ということと、またなんとなくこの二つを今まで苦もなくやってきていること自体に、突然奇妙な感じがしてきたのだ。
このまま、仮にずうっとフランスに住んでいくとなったら、いつかはこういった日本の社会(無意識のうちに感覚で学んだこと)の記憶が薄くなり、顔だけが日本人で、中身がフランス人化してしまうという事態に進化してしまうのだろうか?!?!?!?。
うーーーーーん、予想がつかんっ!!。
とりあえず、個人的には、ああすべき、こうすべきと、自分でも説明のつかないことを人に押し付けてくる人間、つまりはインチキ“世直し大明神”みたいな人は、古今東西を問わず、大嫌いなことは確かなことだろう。
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