ゼロの視点
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久しぶりに昼間から近所のスーパーで買い物。ただ、昼飯がなかったからゆえなのだが。
さて、夕方と昼間のこのスーパーでは違う。それに昼間は人が少ない。レジにもほとんど人が並んでない。ああ、楽勝っ!!、と思い、とある男性の後に並んだ。
ところが・・・・・・・。
この男性の選んだ商品を、レジの女性が会計し終わったところで、問題が起こった。レジの女性は、いつものようにただ商品のバーコードを機械に読み込ませ会計していたのだが、その合計額と、この男性客があらかじめ計算していた額が違う、というのだ。
ああ、やめてくれよ、そんなのどうだっていいじゃねーかよっ!!、と心の中で叫びつつ、耳はダンボになっているただのババアな私。男性は見る限り、自分の暗算には確かな自信があるようだ。驚くべきことに、この男性は、買おうとしていた10品すべての値段を覚えている。その値段とは、商品棚に書き込まれていた値段、である。
さて、難題を吹っかけられたレジの女性は、とりあえずこの場を治めるために、他の店員に、値段をチェックさせに行かせた。するとどうだろう、彼が主張していた値段が正しかった。
要するに、商品棚には書いてある値段は、時により、バーコードには反映されていず、表示価格より高くなっていることが発覚。レジの女性はいちおう、「あーら、あなたが正しかったのね」などと言い、さっさとレジを打ち直したが、そこからこの男性の講義が始まった。
この男性曰く、あらゆるスーパーで同じことが起こっているとのこと。本当に注意しないと、知らぬまにとんでもなく割高に金を客は払わされているのだそうだ。最初のうちは、うるせえオヤジは、ゴタゴタ言わず金払って、さっさと私の番にしろっ!!、と思っていた私だが、ついつい面白くなってしまい、彼の講釈に聞き入る。
と同時に、多めに払うのは嫌だが、ここまで計算する意欲があるか?、と自問自答・・・・・・。答えは、めんどくせえ。とはいえ、一度自分でも試したくなってきた私。いつか暇になったら、電卓持参でスーパーに行ってみようと思った。
いつか日本のどこかのスーパーで、レジのアルバイトがすべての商品の値段を読み上げて確認するところがあった。その時、一緒にいた夫が値段を読み上げるアルバイトが言う値段を、そのままずうっとオウムのように真似して、とうとうレジの人が笑い出してしまい、レジを打ち間違える、ということがあった。でも、こうやってレジで値段の確認をしていくという方法は、もしかすると、先の男性が訴える問題を少しは軽減するのかもしれない?!?!、などと思うゼロでした。
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