ゼロの視点
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| 2003年08月11日(月) |
暑さでパソコンがアウト |
いつものように、11時ちょっと前に起床して、ダラダラと仕事していた。本日も暑い。パリ市内は、40度になっていると思われる。扇風機を回しても、ただの熱風が舞っているだけ・・・・、というような状況。
雨にも負けず、風にも負けず、っていうフレーズはあったが、暑さにも負けずに仕事せねばならない。ま、もともとここまでギリギリになるまで真面目でなかった私のツケなのであるが・・・・・(汗)。
さて、そんな状況の中、午後3時過ぎからパソコンが5分おきに落ちて、勝手に再起動するようになってしまったっ!!。もう、こうなると必死に書いた原稿さへぶっ飛ぶ危険があるので、急いで友人Gに電話。Gは我が家のPCドクターなのだ。絶対ウイルスだと思っていたのだが、G曰く、これは暑さのせいだという。本当か?!?!?!。Gの家では、暑さでモデムの回線が焼けてしまったそうだ。
ということで、Gの診断は“とりあえずパソコンを休ませろ”ということだった。ううーーん、この状況は、本当に私には痛い。せっかく徐々に波にのってきているのに、またしても、中断せねばならないのか・・・・・(涙)。しかし、暑さでパソコンがアウトになるとは・・・・・。この熱波が続いたら、私もそろそろアウトしそうだな、こりゃ。
もう、完全に暇になってしまったので、たまたま電話がかかってきた友人Jと夫との3人で、レストランに行くことにした。おまけにJは、わざわざわしらの家の前までクルマで迎えにきてくれるという。でも、待てよ・・・、フランスの多くのクルマには冷房がついてない・・・・。それを懸念して、遠まわしに質問してみたら、Jは大笑いして、次のように答えた。
J「大丈夫だよ、ちゃんとエアコンついてるから。僕はアメリカ人だし、ハイテクな生活じゃないとやってられないんだよ。いくらパリに住んでいるからといっても、フランス人のように、最低限の家電等では生活できないんだ。」 とのこと。
そして、定刻通りにJが迎えにきてくれた。メルセデスの4駆に、ガンガンときいた冷房・・・・・・、ああ、天国っ!!。このままずうっとクルマに乗っていたいほどだ。Jのお気に入りの日本料理屋へわしら夫婦を連れて行きたかったらしいが、実際にそこへ到着すると、もうラストオーダーが終わっている。やっとまだ開いていた他の日本料理を見つけて入るが、今度は冷房がほとんど効いてないので、すぐに店を出た。
当初は日本料理と張り切っていた私たちだが、そのうちどこでもいいから“冷房の効いた店”を探しになっていった。個人営業でアジのある店は、だいたいにおいて冷房が効いてない。ゆえに、必然的にチェーンレストラン探しになっていく。
結局、どこにでもある"Bistrot Romain"に入店。確かに冷房は効いていたが、それでも、日本での状況を考えると、まだまだ弱い・・・・。が、もうしょうがない・・・・・。Jは、それでも諦めきれなかったようだが、とにかくもうすぐ23時になろうとしていることだし、ここで手を打つことにした。店員にクーラーの噴出し口にあるテーブルに案内してもらう。
3人でやけくそになって、カルパッチョ食べ放題し、冷えたロゼを飲みまくった。
それにしても、バカンスで人がほとんどいないパリ。Jのクルマで冷房のきいたレストラン探しをしていたが、その間にすれ違ったクルマの台数の少ないことといったら・・・・・。赤信号を無視しても、全然平気なほどだった。たまに通りかかるいわゆる観光名所には、暑さでヘロヘロになった観光客が、ヨレヨレになりながら、食事している姿を何度も目撃した。大変だろうな・・・・・。
食事のあとも、Jの快適なクルマで送ってもらう。そして我が家にもどると、また冷房なし地獄。パリより暑いところはどこだろう?!?!、と調べてみると、とりあえずバグダッドが50度近かったのを発見。
うーーーーん・・・・。電気も、水道も整ってなくて、将来の生活の見通しもなく、50度の灼熱地獄・・・・。これを思うと、あと数日か確実に続くと思われるパリの灼熱地獄生活を耐えることもできるかもしれない。
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