ゼロの視点
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2003年09月17日(水) 女は二度生まれる

 パリ日仏会館でただ今開催中の“川島雄三映画特集”にやっとのことで行く事ができた。とはいっても、一番観たかった『雁』は残念なことに見逃してしまったが、その次に上映された『女は二度生まれる』(1961年大映)には間に合った、ホッ。おまけに無料っ!!。

 芸無し芸者・小えん、に扮する若尾文子のかわいいことっ!!、正直ビックリした。私が生まれる以前の映画であることと、どちらかというと若尾文子といえば個人的に黒川紀章の妻という印象もあり、なんとなく意外な再発見だったような気がしてならない。

 フランキー堺、山村聰、藤巻潤(アデランス)など、懐かしいメンバーらが若尾文子を巡り、男と女の理論では決して割り切れない人間模様をテンポよく描いた作品。男を翻弄しているようで、男に翻弄され、ま、ある意味、よくある話なのだが、昔の東京の雰囲気(靖国神社界隈)と、今では奇妙にさえ感じられる“べらんめえ調”の会話など、飽きずに最後まで観てしまった。

 それにしても、4月に同館にて開催された“日本映画特集”の時よりも、人が増えていたように感じたのは気のせいか?!?!?!。このままだと、来年の今ごろには、並ばないと入館できなくなるんじゃないか、と不安になる。というのも、並ぶということが異常に嫌いなので、それを考えると、たとえ面白い作品でも、意地でも観に行かなくなりそうな自分をよーーーくわかっているので・・・・。


 
 ところで、気がついたらアクセス数が4万を超えていました。突然更新されなかったり、立て続けに更新される“ゼロの視点”ですが、これからもよろしくお願い申し上げます。そして、掲示板や個人的にメールをいただいた方など、本当にありがとうございます。

 


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