ゼロの視点
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2003年09月25日(木) 人生いろいろ

 午前中、30代日本人女性M嬢と、アメリカ人C(フランス国籍保持者でもある)の結婚式に出席。M嬢は着物、Cはスワロウテイルというイデタチ。

 もともとCは、夫の友人だったのだが、しばらく互いに連絡をとらずにいた期間に、それぞれが日本人女性と知り合っていた、という奇妙な縁。どこからか、Cも日本人女性と暮らしているという噂が入ってきて、“それじゃ、久しぶりに会ってみよう”ということになり、以来、私もM嬢と同じ世代なことも重なり、かなり仲良くなっていった。

 そして、本日の彼らの結婚式。二人とも本当に幸せそうで、ほのぼのとした式だった。M嬢以上に、Cがあまりにも嬉しそうだったのが、妙に笑えた。

 その後、区役所前の高台の公園で参加者一同でシャンパンで乾杯したあと、彼らの家に移動。移動中にすっかり意気投合してしまった、香港出身の中国人女性と色々なことを話す。彼女は、本当に“綺麗な典型的中国人”という感じ。わかるかな、こんな形容で・・・・・。非常に気品があって、話している間に、何度も彼女の顔をまじまじと眺めてしまった私であった。

 シャンパンをほどよく飲むと、さて、いつものように色々な人に話し掛けてみる。今じゃ、すっかり夫以上にパーティー中、人から人へ渡り歩くようになってしまったな・・・・、とちょっと焦りながらも、もう習慣になってしまったので、やめられない(汗)。

 会場がスッカリ盛り上がってきたところで、ようやく昼休みで仕事を抜け出してきた夫が合流。しかし、すぐ会社に戻らなくてはならない夫は、会場に着くや否や、銃弾爆撃のように、まずすべての女性陣に挨拶を口実に話し掛け、そのあとCのアメリカからやってきている両親に、話し掛ける。

 次に、女性陣をすべて集めて、その真中に夫は陣取り、自分の大好きなこの構図で、夫にとってはどうでもいい男性にカメラを渡し、記念撮影。さすがに、本日は、Cの結婚式だと、ふと思い出したように、Cにも女性陣に囲まれて写真を撮ってみないか?、と薦める夫・・・・。その勢いに乗せられて、Cもちゃっかり真中に陣取って写真を撮ってもらい、笑顔になっている。

 撮りたいだけ写真を撮ると、時間のない夫は、次々の残りの人(男性陣も含む)すべてと短いトークという、またまた絨毯爆撃開始。私もかなりの人とコンタクトをとる人間だが、あらためて、この短時間で“自分のペース”で他人を巻き込んでまで、やりたいようにやっていく夫の姿を、あっけにとられて見るのが精一杯。そして、この男はスッキリとした表情で会社に戻っていった・・・・。

 あとから、“あの人なにもの?”と数人の人に尋ねられたのは言うまでもない。

 午後4時に家に戻り、日本の母親に電話。相変わらず(当然だが)マルチンのことで悲しみのどん底。聞いているうちにこっちも再び、どん底になってくる。ま、焦ってもしかたがないのだが。


 一休みして、今晩こそは仕事をしようっ!!(ずうっと仕事放ってあったので)と思い机に向かうと、一歩の電話が・・・・。友人Aだ。

 彼は40代後半のビジネスマンで、世界中を飛び回っている。いつもどこにいるのか全くわからない。ふと旅先から電話がかかってくるというのが常。本日は近場で、ストラスブールからドイツへ抜ける運転途中とのこと。

 Aは既婚者(18年目)。世界中を飛び回る夫に対して、彼の妻は自宅で静かに暮らすのを好む。旅先での浮気は、妻からOKをもらっている。バイタリティに溢れすぎているともいえるAは、もちろん性的にも強靭。ゆえに、妻がもう相手をすると身体がもたんっ!!、ということでOKを出したのがすべての始まり。

 Aは、非常にスマートに遊んでいた。が、昨年ひとりの女性Mに出会ってしまった。7月に彼らと一緒に食事した時には、MがAをあまりにもうっとりとした目でみつめ、それをまんざらでもない感じで受け止めているAを見て、もしや?、と思ったものである。

 そうしたら、案の定・・・・・・。どうやら、Aは、すぐとはいわないが、真面目に妻との離婚の可能性を考えていると、告白してくるではないかっ!!。なるほどね。その後、あーだこーだと人生の話を二人で延々として、電話がかかってきた時点でストラスブールにいたAは、目的地であるシュツットガルトの手前まできていた・・・・・・。

 また本日も、仕事しない記録を更新してしまいそうな予感。

 それにしても、結婚式の後に、離婚の話、やりたいようにやる夫、そして悲しみのどん底の我が母・・・・、人生いろいろですな・・・・・・・。目が回りそうだ(汗)。


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