ゼロの視点
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2003年10月13日(月) 霊気 PART3

 霊気の第一段階イニシエーションを終え、パリの自宅に戻ってきたのが、日曜日の午後の7時前だった。

 MGの強烈なオーガナイズは、自宅に戻ってきた今、本当に強烈だったことが実感できた。そのくらい、ニューエイジだの、胡散臭いだの、それらの次元を超越した、参加者間の奇妙なハーモニーというのを確かに実感したゆえ。

 恐らく、MGが直接私たちにイニシエーションを施す、ということがなかったら、ただ私は、部外者インタビューとして、霊気実践者に話を聞くだけで終わったのだろうとあらためて思った。夫もしかり。




 ところで日曜日の朝、MGをガイドに参加者全員で『霊気まわし』というヒーリングを実践。その時、たまたま私は鏡の前に座った。そして霊気ヒーリングが始まり、参加者全員が目をつぶり瞑想がはじまった。

 私は昔から、妙に他者が神妙になってくると、どうしてもその様子を確かめてみたくなる性格を持ち合わせている。私の幼稚園はバリバリの修道院だったのだが、シスター達に導かれるまま“お祈り”の時間になると、同朋がすべて真面目に目をつぶってお祈りをしているのに間に、私だけ思いっきり目を開き周りを観察している写真がたくさんある。

 人間、いくつのなっても性格が変わらぬように、今回も霊気ヒーリングの最中にどうしても観察したい欲求にかられパチっと、自分の眼を開く。そして自分の前にある大きな鏡を見ると、鏡ごしに一人の人間と思いっきり目が合った・・・・・・・。


 おおっ。


 それは、まさしく私の夫だった(笑)。



 勘弁してくれ・・・・・・。ここまで、やることなすこと一緒(あくまでもガキレベル)だと、噴出しそうになってくる。それでも、少しは大人になっているわしらは、おのおのの視点でわしら以外で真面目に瞑想している仲間の様子を観察する。そして、各々が観察し終わると、またまたわしらで目があう・・・・・。

 幼稚園の時は、私ひとりで目を開けていて、誰とも目が合ったことがなかったのだが、ここまで細かなタイミングを同じくして、我が夫と瞑想中に視線が重なるとキツイ。

 “なんでアンタはそこまで真面目じゃないのかっ!!”と、夫を罵りたい気持ちになるが、その時点で私も目をパッチリ開けているから同罪ゆえ、何も言えない(苦笑)。



 さて、前述したようにパリの自宅に戻ってきた私たち。第一段階のイニシエーションを終了した現在、浄化期間というのを経て第二段階のイニシエーションを得るまでに私たちがすることは、ひたすら霊気の実践。つまりは自己ヒーリングを毎日最低でも40分はする、ということ。

 この事実を知ったとき、すべてのMG宅でのセミナー参加者は、心の中で“面倒くせーーーーっ”と思ったものだった。とはいえ、とりあえずチャクラも開いてもらったことだし、言われたままの訓練をわしらでやってみようということになり、トライしてみた。

 するとどうだろう・・・・・。予想を越えて、かなり心地よく、あっという間に40分以上が過ぎていた。おまけに、霊気が提唱する“ポジティブ”な思考というのが(思い込みかどうかは未だ判断できないが)、わしら夫婦間に確かに誕生したとも思え、なかなか奇妙で新鮮な効果が得られた。

 わしら夫婦共に、MGをいくら敬愛しているとはいえ、ここまで効果を得られるとはまったく考えていなかったうえ、誠にビックリしたというのが本音。ま、MGも、自分の性格を含め、かなりクセのある人間だけをこの週末に厳選したことだけは頷けるのだが(笑)。



 とりあえず第一段階を終えただけなので、私は霊気について何もコメントができない。実践した後で、あらためて日本語の霊気サイトをことごとくあさった私だが、今言えることは、とりあえず、個人的に尊敬できる人間から、厳選されたメンバーだけでイニシエーションを受けることができたことには、本当に感謝しているということだけだ。

 あとは、いつまで続くかわからないが、毎日の実践を繰り返し、12月の初旬に予定されている第二段階のイニシエーションに参加する自分を想定して、毎日を消化してくというのが、とりあえずの目標になると思う。
 


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