ゼロの視点
DiaryINDEXpastwill


2003年11月15日(土) 一大改革

 昨日の疲れも抜けぬまま、サロンに置かれたベッドで寝ていると、インターフォンが鳴る。家具の配達人だ・・・・・。午前8時・・・・。まだ寝ていたいが、そうも言ってられずにしぶしぶ起きる(涙)。

 あまりにも大量に家具を購入したので、配達だけじゃなく、それを彼らに我が家で組み立ててもらうことになっている。そうでもしないと、わしらのことゆえ、たくさんの部品を平気で一年くらい放置しかねない。そうじゃなければ、気ままに組み立てて、面倒くさくなったらそれを放置して、というのを繰り返すうちに、肝心な細かい部品(ビス等)を無くしてしまって、組み立て不可能となることだろう・・・・・。

 配達&組み立て人はアラブ人二人。彼らはラマダンの真っ最中で、飲まず食わずで働いているという。わたしにゃ、想像できん世界だ。

 さて、彼らは実に手際よく家具を組み立てていく。IKEAの情報だと、たとえプロでも一つの家具を組み立てるのに最低50分はかかるということだったが、それよりも早い。なおかつわしらはその家具を6個も購入しているので、かなり時間がかかるか?、と思われていたが、実際には昼間でにはすべて終了していた。

 働く二人のアラブ人の姿をデジカメで撮影しはじめる夫。最後には、クギをうちながらピースサインを彼らにさせている。二人のアラブ人のうちの一人は、デジカメというものを見たことがなかったという。また、誰も自分が仕事をしているところなど写真に収めてくれるという機会がなかったため、是非その写真をアルジェリアにいる兄弟に見せたいとのこと。彼自身、パソコンを持っていないので、その場で彼はアルジェリアに電話して、兄のメールアドレスを尋ね始めた。


 仕事が終わり、彼らが帰っていき、出来上がった家具がポツンと残された寝室を眺めているうちに、もっと部屋の雰囲気を変えてみたい衝動に駆られてきた。夫も同じことを考え始めていたようで、さっそくとりかかる。ベッドの位置など、居間まで考えてもみなかったところへ置き、出来たてホヤホヤの家具を思いついた場所に並べてみると、なんと、まるでそこに置くべきだったように、ピッタリと収まるっ!!。

 そうなってくると、働くモチベーションがぐんぐん上がってくる。確かに昨日も頑張って(自分たちにしてみれば)働いたとはいえ、本日のソレと比べると全く違う。気がついたら、二人とも見違えるように、活き活きと働き出していた。

 夫は、ノリにノリはじめて、風水の本などまで読み出している。わけがわからんが、とはいえ、一緒に暮らし始めてはじめてと断言できるほど、夫が、家のことに喜んで参加するという事態ゆえ、ここで彼のやる気を挫くような発言は極力避ける私(笑)。誉め殺し作戦に変更する。





 ようやく出来上がった寝室は、キレイすぎて奇妙なほど。まるで誰かの家に招かれているようだ(笑)。ここはどこ?、あなたはだれ?、という感じだった。


Zero |BBSHomePage

My追加