ゼロの視点
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2003年11月19日(水) 会合

 在仏の日本人女性数人で集まって、某日本レストランでランチという会合に参加。

 現場に到着すると、友人Y嬢の姿を発見。思わずニタニタ笑ってしまう。Y嬢をのぞいた、他の5人の女性は初対面。そのうちの4人の方は、母親としてこちらでがんばっている。実際に、子供を連れてきている人もおり、子なし&グータラのわしにとっては、それだけでも、スゴイと思ってしまうことが多々あり。母は偉大なりっ!!。

 系7人(+4人の子供たち)もいると、非日本人の会合だったら、注文をするだけでも膨大な時間がかかるものだが、今回は見事なほど瞬時に注文をすることができ、またビックリ。日本人、それも女性だけとなると、本当にてきぱきしていて気持ちが良い。すっかり、フランス人のダラダラ、バラバラモードの慣れきっていて、最近は何も思わなくなってきていたつもりだったが、身体のどこかで覚えている、こういった“まとまり”感を得て、自分のアイデンティティーを再発見したような奇妙な感じ(笑)。

 また、ほぼ同じ世代ということもあって、話がはずむ。何気ない昔の芸能人の名前だとか、テレビネタなどで、妙に笑えた。こんな話は、たとえ日本語がペラペラな外国人であっても、その当時から日本に住んでないと共有できない話題。そのうえ、そういった日本語ペラペラな人間すらいない環境に常にいる私にとって、こういった瞬間は、形容を越えた楽しさがある。

 例えば、誰かがピンクレディーの話題をするとしよう。日本人同士だと、そこでピンクレディーといわずとも、“ユーフォーっ”と彼女らが歌っていた一場面だけを真似するだけで、シチュエーションと時代背景などすぐ把握できる。が、そこにひとりでも非日本人が混ざっていると、そこで“何それ?”と質問され、それに対して色々とあーだこーだと説明して相手にわからせることは出来るが、共感はできない哀しさがある。



 なんてことを考えているうちに、こっちに住み始めて、いちいち色々と説明するクセがついてしまって、妙に理屈っぽくなってないか私?!?!?!、などと思ってしまった・・・・・・・・。


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