ゼロの視点
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昨晩は、植木屋が本来2日かかる仕事を、頑張って1日で終えてくれたおかげで、私達は、夜遊び。で、電車に乗って帰るのも面倒くさくなったので、夜遊びした場所からすぐのところに宿泊。正午がチェックアウトと喜んでいたのもつかの間、気がついたら正午間近っ!!!!。
慌ててチェックアウトの準備して、ホテルを出た後、フランス人2名と待ち合わせている神谷町へGO。そこで、仏人2名に合流して、ランチしたあと、私は夫を彼らに託し、一足早く実家に戻る。彼らをひと呼んで《ジジイシッター》。とにかく、彼らのおかげで、私もつかの間の一人の時間をエンジョイできた。
わが実家は最寄り駅から少し遠いのだが、今晩は、友人らを招いて実家で宴会ゆえに、夫にはあらかじめ“クルマでの迎えはないと思えっ !!”と伝えてある。が、夫がどうやって帰ってくるのかはわからないが、ま、子供じゃないんだから、なんとかなるだろうと、あえて放り出してみる。
おまけに、小遣いは3000円しか渡さずに・・・、だ。というのも、夫は、とある用事をこの仏人2名と終えた後、そのうちの一人で、この間東京タワーで一緒になったPVと、神保町の古本屋街を散策する予定だという。
パリの我が家は、本で溢れかえっている。それも日々、本の数が増える一方で、ちょっと油断すると本につまずいてすっ転んだりする可能性すらあるほど。そんな家の主が、だ・・・・、異国に来てまで、また本を買おうとしているわけであり、それにさりげなく水をさしてみたくなるのが、妻の性分というもの。
3000円だけ夫に渡し、そのうちの2000円を交通費にとっておけと、あえて意地悪してみる。実際には意地悪でもなく、夫のことだから、切符を間違えて買っているうちに、お金がなくなった・・・・、なんてことをしそうだったこともあり、こういった発言になっているのだが、とにかく、3000円死守っ、と何度も伝える。
が、夫がバカじゃなければ、友人のPV使って、コンビニでもお金を引き出せるだろうし、なんでもできるだろう・・・。で、私としては、そんな私が敢えて教えもしないところを、自分なりに発見して、楽しんできてくれることを密かに期待していたりもするわけ、だ。
おまけに、時代もかわり、神保町の多くの古本屋でもカード払いが可能になっている模様。いいことか悪いことかわからないが、とにかく、夫には好都合な条件が揃っているので、実際ならば問題はないはず・・・。
巨大ターミナル駅から実家までの切符を購入するにも、ちょっとだけコツが必要だろうが、いかんせん夫は在日27年というフランス人と一緒。これまた問題なければ、とりあえず家に戻ってこられるはずであり・・・・。
と、一応夫のことを杞憂しながらも、親友MF嬢、幼馴染MT嬢、そして従姉H嬢が我が実家に集結し、女だけで飲み始めてしまった後は、夫のこともスッカリ忘れて、ただひたすら食べて、飲んで、笑って・・・、と過ごした。
で、スッカリ盛り上がってしまった時に、夫から電話・・・・・。最寄り駅からタクシーに乗り込んだものの、行き先をハッキリ告げられないから、電話口でタクシーの運転手にキチンと伝えて欲しい・・、とのことだった。で、夫の希望通りソレを伝えた5分後に、リュックサック一杯に古本を詰め込んだ夫が、玄関先に満面の笑みでタクシーから降り立った。
おおおお、やっぱり、こんなにあなたは本を購入することに成功してしまったのね・・・、と、自分の予感があたった嬉しさと、現実のむなしさに、ヘラヘラ笑いの私。おまけに夫の右手には、なんと、あの、PASMOがっ!!!!。私ですらまだ購入していなかったPASMOを、夫は購入してここまで戻ってきた模様・・・、ううーん、侮れないっ・・・。
後は、夫が自分が購入してきた戦利品の品評会がはじまり、宴会の第2部がスタートしたのだった・・・・・。
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