ゼロの視点
DiaryINDEX|past|will
今回は、3ヶ月オープンの航空券をつかって里帰りしてた私。ちょっと長くなりそうな時は、いつもこの航空券をゲットするのだが、まだサーチャージが高い頃だったので、結構フトコロが痛かった。
10月のはじめに日本にやってきて、帰仏は12月21日にしてあったので、余裕で3ヶ月以内でOKのはずだった・・・・。が、前の日記にも書いたように、母の成年後見人になるための、裁判所への申立てなどでど12月中にフランスに戻るのは不可能になってしまった。
普段だったら問題はなかったのだが、いかんせん年末年始をはさんでのこと。役所仕事は完全にその間停止してしまうことを予想しても、3ヶ月オープンチケット有効期限内の1月上旬に帰仏するのでは、何も用は足せないことは火を見るより明らか・・・・・。
さーーて、困った・・・・・。どうしていいかわからないまま、A○Aに電話して、自分のチケット状況を問い合わせてみることにした。ま、たずねたところで何が変わるわけではないとはしても、だ。
するとオペレーターが、「お客様のチケットは、1年オープンです!」と行って来る・・・・。
「い、い、い・・・・・い・ち・ね・ん ?!?!??!!」と、裏声で叫ばんばかりに驚いてオペレーターに問いただす・・・・。
それでも、彼女は「はい、1年になっております・・・」
「ってことは、私はいつまでにフランスに戻ればいいんですか?」と尋ねると、2009年の10月はじめ、という答えがかえってきて、嬉しいの意外なことへの驚きに、しばし呆然としてしまった私。とにかく、この電話では、すぐに帰国日を決められそうにないので、また電話して、帰国の日を決めさせてもらうということで電話を切った。
これで嫌味ばかりの裁判所書記官にも、“余裕をもって日本にいられる自分”というのを誇示できるし、色々な雑用をゆっくりと整理できる!、と思ったら、俄然、人生がばら色のように感じられてきた(←単純)。この時点で、お先真っ暗なほど、書記官に致命的なことを言われていた私だったのだが、この吉報を得たあとは、足取り軽く新宿へ遊びに行ってしまった。
あれもしたい、これもしたい、等と考えていくうちに、だんだんと私は、いつ帰仏したらいいのかわからなくなってきていた。そういえば、春にはまた日本に来たいようなkとを夫が言っていたし、2月末にらくにインド旅行にいかないか?、という誘いが別のところから入ったり、ならいっそのこと、春に夫にこっちに来てもらい、またどっか旅行でも行ったあとにフランスへ戻る?、などと考え始めるまでになっていた。
が、せっかくの1年オープン、GW明けに帰仏しちゃうのはもったいないから、もっと日本にいて、夏祭りまで楽しんでしまおうかなど、妄想が膨らむ一方。時間制限付の食べ放題バイキングに突如、放り込まれたかのように、自分の腹が本当に空いているかどうかは別にして、とにかくできるだけのプロフィットはゲットしたい・・、と気が触れはじてきていた私。
そのうち、まったく自分が何をしたいかわからなくなった私は、深夜に電話占いまでしはじめた。そして、ようやく自分がピンときていてものが明確になってきたのと、占いの運気がほぼ一致していることに気づくことができたような気がして、やっと帰る日の目処がたてられるようになったのだ。
その翌日、紆余曲折を得たうえで決めた日にちで、帰国便を予約しようとA○Aに電話すると、なんと私のチケットが1年オープンじゃなくて、3ヶ月だと、オペレーターがのたまう・・・・・。前回同様、オペレーターの返答を耳にした私は、電話口で、「3ヶ月だってぇぇええええええっ !!!!!!!、ふざけんなぁぁああああああっ。」と絶叫。
オペレーターに、それまでの事情を話したところで、相手はこっちを信用しない。私に、1年オープンだと言ったオペレーターの名前を覚えてなかったこともあり、私がでっちあげて騒いでいるとしか、相手はとらないのだ・・・・。
が、なんとしてもこのドタバタを有利に展開させたい私は、色々と作戦を考えながらもオペレーターと押し問答。そして、ふと思い出したのが、電話の内容がサービス向上のためにすべて録音されている、というアナウンス!。とっさにそのことを述べ、会話があった日時などを基に、“1年オープン”の会話を探してもらうことにした。
折り返し電話するとのことで、待つことたったの5分。あっさりA○Aから電話がかかってきて、オペレーターは「残念ながら、お客様の会話をみつけることができませんでした」とのたまってくる・・・・。ここで、じょじょに怒りのバロメーターがあがってきた私は、マジに食いついていくことにした。
粘りに粘って、色々なことを慇懃無礼にいいって責めながら、もっとA○Aに真剣に調べてもらうように交渉・・・、とはいえ、自分たちに不利なことだから、見つからないフリして逃げ切るかもしれない・・・、という不安がよぎりはじめる。私のほうから電話した記録をとろうとNT○に電話すると、A○Aにはフリーダイヤルで電話しているので、私からの記録は残らないと言われ、哀れ撃沈。
あとは、運を天に任せるしかないと、自腹で片道だけでも航空券を購入した場合の値段などをネットで調べだす・・・・。が、馬鹿にならない値段・・・・、それも片道だけで・・・・・。ううーん、なんてこった・・・、と、またまたどよーーーんとしてきたゼロ・・・・。占いまでしたってのに!、と、意味のない怒りと悲しみがこみ上げて来る。
そして、夕方、どうしてもはずせない用事があったので、クルマで出かけようとしたその時、私の携帯が鳴った。A○Aからだった・・・・・・。
「申し訳ございません」という相手側の会話がはじまったので、とりあえずホッとしながら相手の話を聞いていると、A○Aの人らは、ちゃんと“1年オープン”の会話を発見してくれたとのこと。そして、このおかげで私がすでに裁判所とのことで約束してしまい、後戻りできないことを考慮して、お詫びとして例外的に私が希望する日に帰仏できるようにしてくれる・・・、という条件を提示してきた。
わーーーーーーーーーーーい、わーーーーーーーーーーーーーーい♪
粘った甲斐があったというものだ。結局私が希望したのは、1月の下旬であったこともあり、A○A側も私が悪質でもないことを悟ったのか、とにかく和解となった。しかしそれにしても、この日は長かった・・・・、朝の9時過ぎに電話したのを皮切りに、片付いたのは夕方5時ちょっと前・・・・・・。ここまで二転三転と振り回され、さすがのゼロもヘロヘロでした・・・・・・・・。
|