ゼロの視点
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2009年03月24日(火) 難問解決

 やっと、やっと、やぁぁああああっと、私を悩ませていた物事を終えることができた・・・・・。いやいや、それにしても、本当に長い道のりだった・・・って、少し大げさだが、とにかく、昨年の9月からアタマのどこかにいつもひっかかっていて、決して落ち着くことがなかったのは、これが原因だったのだ。

 正式に、母の成年後見人として家庭裁判所に認めてもらうまでも大変だったが、これらに要する書類整理&作成が、個人的に強烈に面倒くさかったのだ・・・・・。また、今後、すべての収支決算を家庭裁判所に見張られるような感じになるのが、とても耐えがたく・・・・、って自分で後見人になりたいと申請しておいて、ま、まっこうから矛盾しているのだが・・・・あはは。

 とはいえ、できればこんな制度を利用することなく、母の人生に関わりたかった、というのが本音。実家の金銭管理など、母にまかせっきりだったところから、本日までの道のり・・・・。2003年頃に、いよいよ、母のまだらボケが気になり始め、それから、年に2度日本に帰るたびに、行政手続き各種、およびどんな銀行にどんなものがあり、どの銀行から日常生活にかかる経費が自動引き落としになっているか等を、私なりにチェックしてきたつもりだった。

 母がまだそれほどボケてないときは、それはそれで、財産にかかわることを知ろうとすると、母が私が金を取ろうとしているなどと、警戒するおそれもあったので、これもなかなか面倒くさかった。また、ボケが進行してくれば、それはそれで、今度は、色々と大切な書類、保険証書、郵便物など、様々なものが無くなっていたり、変なところにしまいこまれていたりして、これを発見することが非情に大変だったりもした。

 母に、介護保険利用のサービスを利用してもらうことになった2004年から、まもなく丸5年。とにかく、崩れかけはじめた橋を渡っているような境遇であり、ちょっとでも立ち止まったりすると、自分の足元まで崩れそうなる、綱渡りタイムレースの日々だった。

 立ち止まったり、里帰りの回数を一回でもパスしたりすると、またその間に母が一歩一歩、着実にあちらの世界へ歩を進めてしまうからだ。せめて、《せめて色々な手続きが済んでからにしてよ〜っ!!!!》と、笑顔であちらに行こうとする母を、後ろからヘッドロックでもかけて、こちら側の世界に引き戻したい衝動に襲われたのは、数え切れないほど。

 基本は、海外からの遠距離介護という境遇の私。ゆえに、色々な手続きなどが海外からでもスムーズにできるように、特別に準備しないといけないことが色々とあったのだ。同じ国にいれば、いつでもできそうなことが、そう簡単にはいかないので、ますます前倒しで色々と計画して、それを実行していかないと、実際には1回の里帰り期間を有効に使えなくなってしまうのだ。

 今年の2月3日付けで、成年後見人としての審判がおりたのはいいのだが、この日から2ヶ月以内に、財産目録、年間収支予定表を作成して、家庭裁判所に提出することになっていた。たった1枚の資料が足りないためだけに日本に戻るという最悪な状況に陥らないように・・・・、と、意識しすぎてしまったのか、今度は完璧に使用を作らないと・・・・、という異様なプレッシャーを自分にかけていたようで、もう、完全金縛り、いや、ひとり亀甲縛りSM状態になっていたらしい私。

 前にも後ろにも進むことができない、恐ろしいまでの閉塞感に包まれた2月から3月中旬・・・・。何も進んでないから、余計焦る・・・、で、また何もできなくなり、もっと焦る・・・、というアホらしい日々。アホだなぁ・・・、自分、ってしみじみわかってるのに、動けない。ま、それだけやりたくなかった、というだけなのだろうが・・・・・(汗)。

 で、いつもの、尻に火がついて、実際に尻が燃え始めた頃に動き出すという、私のパターンで、3月中旬から、ものすごい集中力でラストスパート。日本時間にあわせて、夜中から書類作りをはじめ、わからない箇所があったら即、役所や銀行、および家裁へ電話して、相談する・・・、というスケジュールで、なんとか書類完成♪。

 予定では、締め切りの日ぐらいに、ちゃんと書類が家裁に届くはずなのだが・・・・・。ま、あとは、書記官などの判断にお任せするしかない。これで、印鑑がたりないから、それを押すためだけに日本に戻る・・・、というようなことにならないことを祈るばかりである。

 最後に、億万長者のように資産がありすぎる人にも、絶対に後見人が必要なのは当たり前なのだが、うちのように少ししかない家庭などは、きちんと後見人がいないと、その微々たる資産を有効に使うことができず、悲惨なこと(いざという時に、親名義の預貯金を使えずに、突然の出費に対応できない等)になってしまう場合もあるので、これらのことを見越して私は母の後見人になったのだが・・・・。

さて、どうなることやら・・・・・?。



      あの刑事コロンボも、いまや認知症・・・。彼の後見人は実の娘ということだ


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