KENの日記
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2002年07月25日(木) エサラ・ぺラハラ

スリランカでは7月を「エサラ」とよんでいて、この月の満月「23日」には正月にあたる5月の「ヴェサック」などと並んで、特に盛大な催しがあります。中でもキャンディのぺラハラは、スリランカ観光の目玉のひとつであり、ずいぶん賑わったようです。このぺラハラは、キャンディの仏歯寺を起点として、ポヤの一週間前くらいから毎夜行われ、ポヤの夜に最高潮に達するのです。キャンディ仏歯寺近くのクイーンズホテルは少し古いですが、このぺラハラを見るには最適な場所で、ずいぶん前からぺラハラシーズンの予約は満杯になってしまうそうです。ポヤの夜はテレビの生中継もあり私もテレビを通してすこし見ました。


このキャンディぺラハラ(踊りや楽隊・象など行列)の主役は、仏歯寺に伝えられている「仏歯」を背中乗せて行進する象なのです。この役は賢くて人格(象格)が立派な象が選ばれるのです。今年のこの役は、コロンボのガンガラーマヤ寺院の象の「ラージャ」だったのだそうです(会社の同僚の話)。この「ラージャ」は私の宿舎のすぐそばに住んでいるのですが、他の像を押しのけてこの栄誉ある役割を勝ち取るなんて大したものです。


このキャンディぺラハラは国際的にも有名なのですが、同じ時期に行われている「カタラガマ」のぺラハラはすこしマニアックです。この模様は昨日の夜テレビで中継されていました。カタラガマの中心はヒンズーの「カタラガマ神」なのですが、近くに立てられたキリビハーラという仏教大寺院と渾然一体となっているのです。この辺はスリランカの人の柔軟なところで非常に日本人に近いとおもいます。




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