KENの日記
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2002年07月30日(火) クラシック音楽の状況

先週土曜日のコンサートの翌日二回目のレッスンがありました。ついでにこの国でのクラシック音楽の状況について先生に聞いてみました。先生曰く「この国ではプロの音楽家はいません。私もアマチュアです。国の補助がほとんどないからやっていけないのです。」とのこと。実際、コンサートを開けるような音響設備の整ったホールはありません。


数年前に少し滞在したベトナムハノイ市を思うと、音楽状況の差の差が非常に大きいことに感慨を覚えます。というのも、ハノイ市には、立派なオペラ座があり、大規模な交響曲を立派に演奏できるオーケストラがあるのです。日本にいるときこのハノイ交響楽団の来日コンサートを聞いたのですが、チャイコフスキーの第五交響曲を聞かせてくれました。二楽章のホルンソロが大変上手だったことを覚えています。ハノイ市には音楽大学も整っていました。


こういう文化的な状況は殖民地時代の統治国の影響が大きいようです。ベトナムはフランス統治であったことから、フランス文化からの影響されているのです。ハノイ市には音楽ホールの他、街中に多くの画廊があるのです。スリランカは、かつてポルトガル・ドイツ・イギリスが統治していました。こうした国、あるいはその時の統治者の個性かも知れませんが、音楽芸術面においては影響を与えていないようです。




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