ガンガラーマヤの「Raja」が病気であると新聞で知ったので、今日午前中に見舞いに行ってきました。「Raja」はビクトリア公園大きな木の下に、木の囲いと支えを作ってもらって休んでいました。写真を撮っていたオランダ人が「先週は立てなかった。今週はだいぶ元気になったようだ」と話していました。ガンガラーマヤで見かける「象使い」(らしい)人が心配そうに体をさわったり、支えの木を直したりしていました。Rajaの右足の傷は化膿しているようで腫れていました。厚い皮膚が直径10cmくらい無くなっていて皮下の組織が丸出しになっているのです。一方左足の同じようなところにも床ずれによるらしい傷がついています。
トップページに、立ち上がった「Raja」の写真を掲載してもらいました。また、「スリランカの風景」には右足の傷はあるものの元気な頃の「Raja」の写真も掲載してもらいました。こう見るとだいぶやせてしまったという印象です。
しかし、全体的に見ると、耳とか鼻を始終動かしているし、体も前後に動かしている(木の支えの枠があって歩くことはできない)ので元気になりつつあるようです。少年と母親の親子が「サトウキビ」の茎を持ってきて与えると、ゆっくりではありますがもぐもぐ食べていました。
ビクトリヤ公園には、「Raja」のほかに二頭の象がやってきて、Rajaの近くに繋がれていました。こちらは元気に水浴びなどをしていました。ビクトリヤ公園はコロンボ市庁舎に隣接する広大な公園で、市民の憩いの場所なのですが、象にとって故郷のジャングルを思い出す憩いの場所なのかもしれません。コロンボにある「ガナガラーマヤ」・「ケラニヤ」の両寺院のぺラハラ(一年の中で特定の満月の日に盛大な行列を催すもの)では多くの象がコロンボに集まるのですが、このビクトリヤパークが宿泊地になります。「Raja」の近くに繋がれている他の二頭の象は、ひょっとして大都会コロンボに暮らす「Raja」を安心させるために特別に呼ばれたのかもしれません。
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