この11月がらコロンボとインドの「ブッダガヤ」を結ぶ直行便が週一回運行を始めました。スリランカ人の大多数を占める仏教徒にとって、スリランカ国内の仏教遺跡を巡礼する以上に、本場インドの仏教遺跡を訪れることは非常に大きな夢なのです。ところが、インドの仏教遺跡はインド北部に集中しており、インドの政治・経済中心であるムンバイやデリーからはかなり遠いのです。飛行機はそれら大都市向けに周航しているので、これまでの聖地巡礼は大変時間がかかったのです。
「ブッダガヤ」空港はブッダガヤ(仏陀が悟りを開いた地)の地の約30Km北に位置するということ。飛行時間はコロンボから約4時間とのことで、スリランカからこの聖地への旅は格段に便利になります。インド航空では同様な「ブッダガヤ」便をバンコクから運行することを計画しているようです。
インドの変化の変化は注目に値するでしょう。こうしたビジネスに目を向ける素地ができているのです。広大なインドには仏教・ヒンドゥー教・イスラム教などの宗教遺跡が多数あるのです。IT技術、英語会話圏という特性に加え、これら宗教遺跡を活用できれば、インドは中国に続いて国際舞台にその存在感を示す日も遠くないと思われます。
|