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J.M.WESTON - 2002年08月06日(火) 彼は何故だか 東北にいた。 「試験の頃は 暑い季節だろうから 東北や北海道の涼しい場所で受験しよう」って 冗談のように話していたけれど 彼の名前を東北財務局でみつけたときには 思わず笑ってしまった。 彼はいつも 真剣なのか 遊んでいるのか よくわからないポーズで 何事もこなしていたけれど やっぱり彼のそういうところは いまだに私には理解できない。 現実的な部分と 非現実的な部分の折り合いが うまくなされていなくて また そういう部分が 私と彼は似通っていた。 試験を受けると聞いたとき 私は 実をいうと そういう彼を見直したのだけれど 彼は私に「どうせ うかりっこないって 思ってるんだろう」と 悪態を吐いた。 彼の中での私のイメージというのは きっとそういうものだろう。 「ヨーイ ドン」で競争したら 彼はきっと そのピストルの音を 聞いていないようなタイプの人間で でも、何処かにある 彼の不器用なプライドで 最後まで走りきってきた。 そして今回も そのような結果になった。 本当に お疲れさま。 これで私も 胸につかえていた何かがぽろりと落ちた気分。 不類の靴好きだった彼と交わした約束を果たさねばなあと 思いつつ 連絡を待っている。 なんだっけ。 J.M.WESTONだったかな。 連絡くれなくてもいいよ。 くれないほうがいいかも(笑) ...
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