流れる水の中に...雨音

 

 

私の愛おしい・・・。 - 2002年12月09日(月)



彼は今 私の部屋に滞在している。

甘栗が好きで 爪で殻を破る音がすれば どんなに眠っていても
遠くにいても駆けてくる。
そんな彼は ぼんちあげのようなジャンキーなものも好物で
鋭い丈夫な歯で がりがりと音をさせながら
綺麗に平らげる。

ゴーヤなんていう渋い食べ物も好物で
一口食べると ヤメラレナイトマラナイ。

とはいえ 彼の定番の夕食は
キャベツを細く刻んだものと鳥のささみを数分煮て
しんなりさせたもので 特に味付けなんてしない。

食べては寝て 食べては寝て
それも大きな鼾をさせながら眠るものだから
夜は彼よりさきに眠ってしまわなければ
睡眠障害に悩まされる。

そんなお陰で彼は 他のものの3倍の体重があり
重い体をのそのそと引きずって生活している。

彼が街を歩くと 皆が振り返り 微笑む。
気のいいオジサンや オバサンたちは 気軽に声をかけてくる。
若い女学生たちは 驚いたように目を丸くし
小さな子供はハーメルンの笛吹き男の後に続くように
彼の後ろを追っかける。


彼は今 大きな体を横たえて 足元で眠っている。

10キロもある ポメラニアン。





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