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アンドロギュノス(1) - 2002年12月28日(土) このテーマが好きで よく書いてしまう。 アンドロギュノスとはプラトン作『饗宴』の中に登場する 男女が背中合せで繋がった形の人間の種類のこと。 昔 人間には三種類の種族があり 一つは男族 二つに女族 三つにアンドロギュノス(男女)があった。 それぞれの種族ともに 足も手も2対ずつあり 顔は1対、背中合わせに 繋がってた。 どの種族とも それぞれの形で完成されており 能力ともにとても勝るものがあったから驕慢になった人間達は 全知全能の神ゼウスにたてつくまでになる。 そしてゼウスの怒りに触れ、それぞれの種族の人間達の能力を 弱めるために 半分に切り裂いた。 そして人間は1対の手足と一つの顔を持つ現在の形へとなった。 しかし 切り裂かれた人間達は 自分のかたわれを探し求める。 ふたたび完全な一つの形に戻るために。 男族は 片割れの男を求めて。 女族は 片割れの女を求めて。 そして私たちの先祖 アンドロギュノスは 違う性をもつ自分の片割れを探し続ける。 その引き裂かれた半身と出会えた人は 調和のある家庭を築くことができ もし出会えなければ その人の一生は駄目ということになる。 Il y a une femme qui nous est destinee Si on la manque, toute la vie est gachee (われわれには定められた女あり その女に出会わぬと一生は駄目) 背中が寒いのは 気のせいかな。 ...
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