流れる水の中に...雨音

 

 

茶香爐とサクランボティー - 2003年05月07日(水)



「香り」と名のつくものには 昔から目がなかった。

幼いころは 花やハーブを乾燥させてポプリを作ったし
少し大きくなると 香水やインセントに嵌った。
お風呂では 入浴剤で芳香浴もしたし
お紅茶に凝りはじめた時にはハーブティにも手をのばした。

そんな私は 昨今定着している「アロマテラピー」というものには
どうしても馴染めずに
とはいうものの 香り好きの私に友人がプレゼントしてくれた
香爐と数種類の精油だけは 一人前に所持していた。
アロマオイルという代物は なぜあんなにも香りがきついのか。
「癒し」というけれど 余計に気分が悪くなるなと
思いつ アロマグッズを持て余していた。

ところが最近 とても香りの良いお紅茶に出会った。
ルピシアのサクランボティーだった。
サクランボティーとはいうけれど
ファーストノートの甘酸っぱい香りは まるで香しい桃の実のようだ。
もう少し 茶葉に顔を近付けると
木の実特有の青臭い香りがプンと鼻についた。
アセロラの香りにも似ていた。

これはよい と思い 早速香爐を持ち出してきて
天皿に茶葉をティースプーン1杯分 汲みだしてのせると
天皿の素焼き部分が熱せられるとともに
柔らかな茶葉の香りが部屋中に充満してきた。
香しいながらにも あまり主張しない優しい香りが
とても心を穏やかにさせた。

茶道の先生にその話をすると
ほうじ茶やお煎茶などでもするのよ と教えて下さった。
茶香爐を使っての芳香浴は中国茶でだけだと思っていただけに
不思議ではないけれど 何だか新鮮な発見の気分。


レピシェでは 多様なフルーティな香りのお紅茶を販売している。
私はこのサクランボティーとともに
サクラティーも購入した。
よくかんがえてみると サクランボもサクラも同じだったなと
ちょっと可笑しくなった。
(香りは全く違うのだけど)


そんなわけで 私は今
茶葉のちょっと違った使い方に嵌ってしまっている。




...




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