流れる水の中に...雨音

 

 

わたしらしさ。 - 2003年07月04日(金)


無責任な優しさに包まれたい時がある。
そ。限り無く無責任な。

挨拶を交わすだけの人に
ニコリと微笑まれたり
初対面の人に
軽快な人懐っこさを感じたり。

私が私でなくてよくて
私は彼等にとって
只の魂の入れ物だけで。

名前も知らずに
嗜好も性格も。

ややこしいしがらみとか
心遣いとか 抑圧とか

そういうものを全部
とっぱらって
私は私でなくなりたい。

「わたしらしさ」という入れ物は
私を矯正にかけて
でっぱりや ゆがみを
なおそうとするけど
私は「わたしらしさ」なんていう
入れ物に構われたくは無いんだ。


君が呼んだ名前に振り返る「私」は
私の上澄みで
沈殿物だけが澱のように
私の中に積み重なってゆく。







...




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