流れる水の中に...雨音

 

 

煙草と自堕落。 - 2003年07月07日(月)



煙草に手をのばし 
一本引き抜くと 唇にくわえて火をつけた。
思いきり 息を吸い込む勇気がないから
少しずつ 少しずつ
確かめるかのように 煙りを吸い込む。
喉をさす煙りは次第に
気道を刺激しながら その下のもっと広いポケットへと
忍び込んでいった。
煙草は身体にも肌にも悪い。
それを知ってて こんなことしてるのは
どうも自虐的だ。
もともと 煙草を吸う習慣はない。
吸ったこともない。
吸いたいと思ったことすらない。
「悪」への憧れとか 格好付けとかそういう趣味は ない。

自分をほんの少し痛めつけるために
いろんなことをする。

たとえば薬を多用したり 身体に傷つけたり。

私はリストカットの趣味はないから
せいぜい薬程度だ。
みん剤 安定剤 そんな類いの物を複数個
許容量以上に飲む程度。
そんなじゃ意識もなくならないし 第一死なない。
ただのマゾだ。

煙草を飲み過ぎるのも、お酒を飲み過ぎるのも
自虐的行為だ。
美味しいのは最初の少しだけで
それ以上は 自分の健康を壊す快感に浸ってる。
そういう退廃的な場所を自らの中につくって
そこに全てのトラブルを押し込んで
そして毎日を普通に暮らせる。


あなただけじゃない。
わたしだけじゃない。



退廃的な場所は 自堕落な自分を受け入れてくれるから
全てを忘れてのめり込んでゆく。
そこはただの排泄場所。
元気になれば戻ってゆくから。


そこにあるのは現実じゃ無くて
だからこれも本物じゃ無い。


私は刺激のある煙りを胸いっぱいに吸い込みながら
本当にいきているのかどうかを
確認したいだけなのかもしれない。








...




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail