でっかい羊羹をいただきました。 日曜日に、母が地区の集まりの時にもらったものなんです。 いつもは、2000円の弁当を買う予定が、1200円の弁当にしたので、残り800円でお土産をという主旨のものでした。
お土産として、我が家のテーブルに登場したときには、 『わーい羊羹だー♪』 と、喜びに満ちた視線をあびていた羊羹。 包装紙が破られるとともに、衝撃の事実が!!(大げさ)
丸裸の羊羹一本。
普通、包装紙を破ったら、箱が出てきて、箱の中に羊羹が入ってますよね!? 違うんです! 包装紙の下は、心ばかりのフィルム(要はラップみたいなもの)にまかれたどでかい羊羹! 包装紙をかぶった姿は、箱に入った羊羹と同じ大きさ。 しかし、箱がない分、羊羹自体がかなりでかい。 というか、初めて知った。 『羊羹なんて、箱に入ってなんぼなんだ』という事を! 箱に入ってなく、丸裸で出てきた羊羹には、食欲をなくさせる何かがある。
とはいえ、せっかく頂いたものだし、お茶を用意していただきますか。 甘くないのがせめてもの救い。 しかし、甘かろうが、甘くなかろうが、一度に食べる量なんて・・・ねぇ・・・一切れよねぇ?
そんでもって毎日食べ続けているわけですが、その姿を見て、昨日父が一言。 『婆ちゃん(父の母)が、昔『戸棚の中にいつも羊羹が入っている様な暮らしをしたいなぁ』と言ってたな』 はっ!そうか!私たちはかなり贅沢な暮らしに慣れてしまっているのだ! 戦時中、戦後の貧困時には、そんな生活ではなかった。 不況不況というけれど、それでも戦中戦後の方がよっぽど貧しかった。 それを乗り越えてこれるんだ!
そう思っていると、母が一言。 『じゃああんたも食べなよ』 『いや、いらん』 おいおい父ちゃん!台無しだよ!!
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