我が県には、福島県喜多方市という “ラーメンの町”があります。 人口4万人足らずのこの町には、 120になんなんとするのラーメン店があるそうです。 (観光協会に行けばラーメンマップがもらえますが、 載っているのはそのうちの半数、老麺会加盟店舗だとか) 私も福島県民の端くれとして、 喜多方には行ったことがありますし、 ラーメン店も3つくらいは行ったことがありますが、 よっぽど運が悪かったのか、 「う〜ん、これなら地元で食べた方がいいなぁ」 と、残念ながら、また行きたい店はありませんでした。 味の良否なんて主観で決まるものですから、 どうも相性が悪いところばかりのようです。 何しろ、せっかく喜多方まで行って、 モスバーガーでお昼をとった経験すらあります。 幸いなことに、家の近所にそこそこのお店があるということもあり、 (一番のお気に入りは、50キロ離れた白河市にありますが) 何が何でも喜多方まで行ってラーメンを! という気持ちになることはありませんし、 平生あの町を意識することがあるとすれば、 コンサートなど結構いい催事があるときだけです。 (それも、どうして郡山じゃないのさ、という気持ちで)
とか思っていましたら、 私は巨体タレントの石塚英彦さんと一緒に、 夢の中で、喜多方の町をそぞろ歩いていました。 (↑魅力的な格好で夢オチにする自信がまるでないし、 こんなの誰が読んだって夢に決まっていると思うだろうと考え、 最初からここんところはネタバレさせていただきます) 私は石塚さんのファンというわけではありませんが、 物をうまそうに食べるというのが芸の域に達していて、 見ていてほっこりする人だなあとは、常々思っていました。
でもって、その石塚さんと喜多方に行って、 モスバーガー食べている場合ではないので、 当然、ラーメン屋さんに行くわけですが、 それが1軒や2軒では済まされないのもまた ありがちです。いわゆる梯子ですな。 覚えているだけで5軒は行きました。 それも日の高いうちに回ったので、せいぜい10時間の間でしょう。 (朝7時開店で計算してみました。本当に喜多方市には、 その時間から開いているラーメン店も多いと聞いたので) 石塚さんは、多忙を縫って一体いつチェックしているのか、 安くておいしい店に異常に強く、 「もやしたっぷり240円」なんて店すらありました。 脂が口の中でとろけるチャーシューを、 麺が見えなくなるほど乗っけてくれたお店も。 ……思い出しただけで高脂血症必至という感じの夢でした。
しかし、石塚さんと同行でよかった気がします。 これがフードファイター小林尊君のような 涼しげで細身の男の子と一緒だったら、 一緒にラーメンを食べていても、 自分が小林君の分まで太っているんじゃなかろうか… と思ってしまい、腹が立ってくるでしょうから。
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