土曜日生まれは腰痛持ち

2003年06月04日(水) 安貞桓の坊主頭

アン・ジョンファンが、(4週間の)兵役につくために
あの長髪をカット…というニュースは
2,3日前から出回っていましたが、
恥ずかしながら私、それでも初めて知ったことがあります。
あの人のニックネームの1つに
“テリウス”というのがあったのですね。
漫画の登場人物から、ということですが、
この表記を見て、まず
「ローマ神話がモチーフの冒険活劇か何か?」だと勝手に思い、
(そんな作品が本当にあるのか知りませんが)
それでも、すぐに気づいてしまいました、
70年代少女漫画育ちの人種として。
ナンダヨ、『キャンディ・キャンディ』の
テリュース・G.グランチェスターじゃん。
ということは、聖ポール学院を自主退学したテリィを
港まで追っていったキャンディよろしく
テリィ!と絶叫応援するファンも存在するのでしょうか。

それに気づいたときの私の心境は、
ここで例えとして引くのも不謹慎ではあるのですが、
酒鬼薔薇事件のとき、一連の手紙などから、
犯人は実は中学生(くらい)では?と気づいた
中学生くらいの子がたくさんいた……と聞きましたが、
そのときの中学生たちのような感じではないかと思います。
「エヴァンゲリオンぽい」というキーワードも飛び出しました。
共通言語としてのコミックや映画がある世代が
犯罪絡みでそれに触れたときって、ぞっとしないものでしょうね。
……いや、でも、アホウだった自分の中学時代に照らせば、
「あれきっと中学生だよね」「やたら漢字使ってるし〜」
「碇シンジみたいなグジュグジュした奴だよ」
とか何とか、妙に盛り上がっていたかもなとも思えます。
私は、美形のサッカー選手のニックネームの由来に
“自力”で気づいたことぐらいで鼻の穴を膨らませる、
そんな呑気さを味わえたことに感謝します。

ところで、アン・ジョンファン、顔だちは美しいけれど、
サッパリと髪を刈ってしまうと、ごく平凡な印象ですね。
しょっちゅうヘアスタイル変えてるベッカム以上に
髪の毛でプロデュースされていた人だったんだな…と思いました。


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