土曜日生まれは腰痛持ち

2006年07月19日(水) 私は、棄てない

中学時代、どういう話の流れかは忘れましたが、
ある教師から、
「お前は将来、コンイロッカーに子供を棄てる」
と、授業中に言われたことがあります。
このことについては未だに業腹で、教師の実名も明かしたいとこですが、
自分のプライバシーにもかかわりそうなので、やめときます
そして、「こんなこと覚えているのは、言われた本人だけ」
と相場が決まっているので、エピ自体は別に隠しません

村上龍の問題作「コインロッカー・ベイビーズ」が上梓されたのは
この少し後でしたが、
まあ、そうしたことが社会問題化した時代だったことが
窺われます

こやつは成績優秀だった私の兄を気に入っており、
平生から、私にだけ教科書に載っていないようなことを聞いたりして、
「お前は○○の妹なのに、ダメだな」
としゃあしゃあと言うタイプだったので、
正直、また何か言ってるよと聞き流してしまうところでした。
私は確かに兄に比べたら劣ってはいましたが、
そのクソオヤジの担当科目は、
それまではむしろ得意な方だったぐらいです。
褒められると調子に乗り、けなされるとヘコむ、
要するに、常に「私のことは放っておいて」タイプの私は
当然その学年において、その科目を勉強する気を失いましたが、
それから20年以上の歳月を経て……
まだ、2人の子供のいずれも棄てておりません。
犯罪者になるのは気が進まないし、
これからも棄てはしないでしょう。
ビンボーで欠点だらけで、
十分なことをしてやれる自信は全くないけれど、
せっかく縁あって親子になったんだから、
一緒に人生を楽しんでいけたらと思っています。
それにまあ、ぶっちゃけ2人ともかわいくて仕方ないし。

特に「だれ」を個人攻撃する気はありません。
私には、
今思うとあれはいじめだったかもしれないという記憶あっても、
明確にいじめられた経験はありません。
トラウマみたいなもんは、人並みに抱えてはいます。
挫折や絶望(というか、「ひどいガッカリ」程度)を味わいつつ、
今までいいこともいっぱいの人生でした。
要するに、ごく普通の当たり前の人生ってことです。
子供を棄てる人々の過去に何があって、
どんな因果関係でそうなっちゃったのかは知りませんが、
とにかく、「私は、棄てない」。これだけです。


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