中学時代、どういう話の流れかは忘れましたが、 ある教師から、 「お前は将来、コンイロッカーに子供を棄てる」 と、授業中に言われたことがあります。 このことについては未だに業腹で、教師の実名も明かしたいとこですが、 自分のプライバシーにもかかわりそうなので、やめときます そして、「こんなこと覚えているのは、言われた本人だけ」 と相場が決まっているので、エピ自体は別に隠しません 村上龍の問題作「コインロッカー・ベイビーズ」が上梓されたのは この少し後でしたが、 まあ、そうしたことが社会問題化した時代だったことが 窺われます
こやつは成績優秀だった私の兄を気に入っており、 平生から、私にだけ教科書に載っていないようなことを聞いたりして、 「お前は○○の妹なのに、ダメだな」 としゃあしゃあと言うタイプだったので、 正直、また何か言ってるよと聞き流してしまうところでした。 私は確かに兄に比べたら劣ってはいましたが、 そのクソオヤジの担当科目は、 それまではむしろ得意な方だったぐらいです。 褒められると調子に乗り、けなされるとヘコむ、 要するに、常に「私のことは放っておいて」タイプの私は 当然その学年において、その科目を勉強する気を失いましたが、 それから20年以上の歳月を経て…… まだ、2人の子供のいずれも棄てておりません。 犯罪者になるのは気が進まないし、 これからも棄てはしないでしょう。 ビンボーで欠点だらけで、 十分なことをしてやれる自信は全くないけれど、 せっかく縁あって親子になったんだから、 一緒に人生を楽しんでいけたらと思っています。 それにまあ、ぶっちゃけ2人ともかわいくて仕方ないし。
特に「だれ」を個人攻撃する気はありません。 私には、 今思うとあれはいじめだったかもしれないという記憶あっても、 明確にいじめられた経験はありません。 トラウマみたいなもんは、人並みに抱えてはいます。 挫折や絶望(というか、「ひどいガッカリ」程度)を味わいつつ、 今までいいこともいっぱいの人生でした。 要するに、ごく普通の当たり前の人生ってことです。 子供を棄てる人々の過去に何があって、 どんな因果関係でそうなっちゃったのかは知りませんが、 とにかく、「私は、棄てない」。これだけです。
|