他所のBBSを覗いたら、血圧のことがチラと話題に上っている。 そこで、以前同僚と交わした何気ない会話を、忽然と思い出してしまった。
同僚 『メイ子さんさぁ、血圧低いでしょう』 アタシ どうして? 同僚 『なんか普段すごいケダルそうだし、機嫌悪そうに仕事してるし。 大体、朝パッと起きれないんだろ?来るのいっつもギリギリだし』
随分言ってくれるじゃないの。ってそれが果して、低血圧人の典型なのか。 第一機嫌が悪いことを指すなら、低血圧ではなくて普通「低気圧」といわないか。 まあどうでもいいけど。
そりゃあ… 例えば、ほの暗いライトにアンニュイな細面の横顔を浮かび上がらせ 溜息とともに紫煙を吐きながら、胸元の深い谷間に釘付けになっている男の視線を 艶然と組みかえる脚の方に引き寄せつつ弱々しく「アタシって、低血圧なの…」 とか、媚態の総仕上げに決めてみたいさ。フォークロア“イイ女=低血圧”。
ところが、こう(どうよ?)見えても、血圧はれっきとした正常値なのである。 去年健康診断を受けた時も、インターンと思しき男が開口一番にこやかに 『かなり低そうですね!』と言ってのけたが、正直者のアタシは謙虚に 「いえ、普通なんです」と俯いて答えた。ああすまなかったね高くも低くもなくて。 お見立て通り低血圧なら、人に自慢できるものが一つあったのに。(��_��)ン?
昔、学生寮に、常に数珠を手放さない霊感少女がいた。彼女は本物だったらしい。 朝の点呼の時は姿を見せた試しがなく、最初のうちはルームメイトたちが 心配して様子を見に行ったりしていた。当人はベッドの上に正座しているのだが 長い髪をおどろに、がっくり項垂れた恰好で微動だにせず、少々異様な雰囲気。 Σ( ̄ロ ̄;)これが神憑りか!?と、その姿を見た者は大抵先ずギョッとする。 『血圧低くて、目が覚めても5分くらいああしてないと、すぐには動けないの』 とは本人の弁。因みに彼女は、寮内屈指の“いかにも低血圧風”美人であった。
目覚めてすぐに起きられないから、つまりアタシも低血圧ってことよね?(*゚∇゚*) と、当時同意を仰ぐと言下に否定されたのは、あながち根拠のないことでもない。 さんざっぱら夜更かしをして、翌朝は点呼のあとに必ず二度寝、そのまま 昼過ぎまで起きてこないことはよくあった。1講め?単位?何それ…( ̄〜 ̄) 言うに及ばず、因果関係はもはや明白である。
先日友人が、電話の向こうから常人離れした念視を送ってきて、ずばり言った。 『ダラダラ癖の根源はそのこたつだよ。まだ出てるだろ?』
…は、はい。
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