みちる草紙

2002年07月10日(水) 夏の嵐

一昨年は確か、七夕の日に台風が接近したのを覚えている。
やっぱりこの時期はそうなのか。織姫と彦星も、年一の逢瀬は賭けなんだなぁ。
いや、天の川は成層圏より遥か上方、いや月よりも太陽よりも彼方だから
どう考えたって地球の台風の影響なんか受けずに済むだろう。
いや、何百年間も毎年逢っているのなら、概算でも逢瀬ののべ回数は
その辺の妻子持ち男&独身女の不倫カップルより多いんじゃないの。
…だなんて、架空と現実と下世話ごちゃ混ぜのことを言ってはならない。

23時現在、外はスコールのような豪雨とヒューヒュー唸る生暖かい風が交互に
窓ガラスにぶつかり、そろそろ暴風域に入ったかと思えば、ふっと一瞬の静寂が
おとずれたりする。まだいるのかもう行ったのか、何やら思わせぶりな台風である。
今日は朝から大気が凄まじい湿気含みで、雨が降り続く今も外は温室みたいに
むわ〜っとしており、窓を開けると顔を弱いスチームにあてているようだ。

この湿度が、女性のお肌には大変良いとかで、空気が乾いた欧米の女優など
梅雨の「しっとり感」を喜ぶ人もいるのだそうだが、この濃密な湿気さえなかったら
夏はもっと爽やかな季節であった筈である。取り替えても取り替えても、室内の
数箇所に置いた“水取り象さん”の、何という速さで水が溜まって行くことか。
日曜日に新しいのと替えたばかりなのに、今日見たらもう1.5cmの嵩まである。
砂漠に不時着したサン・テグジュペリが、無から水を作り出す水取り象さんを
持っていたら、かの名著の数々は生み出されることもなかったかも知れない。
(2つの意味で…)

昨日同僚が、ある有名なチョコレート専門店で、名物のチョコを買ってきてくれた。
チョコレートは日本の製品が世界一、と見解の一致をみたところで
『びっくりするほどおいしい』と力説する彼女のイチオシは、山の手は白金台にある
“ショコラティエ・エリカ”の、限定数しか作らないという幻(?)チョコ。
社長も会長もここのチョコには目がないとかで、機会があったら是非とも
買ってきてくれと、アタシが前々から頼んであったものである。
『冷蔵庫に入れないでね、不味くなるから』と言われたのだが、こんな蒸し暑い
時期に常温に置いて大丈夫なのかと訝りながら、戸棚に入れておいた。
縦長の箱に入ってずしっと重い。羊羹のようだ。開いてみると、セロファンに
丁寧にくるまれた、カフェオレ色のチョコレートバーが現れた。(��_��)ン?
わざわざナイフを取り出して切るのも面倒なので、そのままぱくっ。(��_��)ン?
アタシの嫌いなくるみがぎっしり詰まって、かじり口は何となくスニッカーズ。
もうひとくち、ぱくっ。(��_��)ン? 更にぱくぱく。(��_��)ン?
どう言ったらいいのか、チョコレートケーキのチョコレートクリームをそのまま
固めたような味。くるみが邪魔で、チョコの口どけ具合や食感がイマイチ分かりづらい。
…はて、そんなにおいしいのかなぁ、これが(��へ��)

感想を訊かれて「あの暑さの中、ちっとも溶けていないところがスゴイ」
とだけ答えたら、怒られるだろうか…σ(-。-;)


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