目に見えなくて みのがされてしまうくらいの ちっぽけな、努力でした
でも でも
時にあきらめかけながらそれでも続いた たゆみない「それっぽっち」がなかったら あたし、あなた、きみ、ぼく、 今こうしてここにいるかわりにじめんのしたで あるかないか知れない国にいたかも 知れない
誰かがきみを打つなら そのぶん あたし
これまでに駆使されてきたささやかな努めに想いを飛ばして 感じ考え、そうして 今にありがとうと言う。
痛いぶんを 埋め合わせられないことは よくわかって それでも。
もういない、あなたのぶんも つよくなれつよくなれ
……花が散っていく あたしたちは まだ散らないから
だから
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