『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2006年04月12日(水) 闇と雨とねむるひと

夜の雨は
すきなときとだめなときがあって
今日は、、、だめな、日

隠れていた不安が暴れだす
しばらく忘れていた
もしかして、脱ぎ去れたかもなんて
こっそり期待していた、あの気持ち、が

やあこんにちは、離さないよ

そう言う。

雨の、降って降って降りつづけるひるま
そのままやんわりとひかりをなくして夜へと突入
ざわざわとざわめくのはあたしの内部
オクスリを要るという
かなしい内部

不安がパーツを解体して
あたし
ほどけていくじぶんを見る
痛みが今日はひどかった、その上に
上乗せされていく、からっぽの精神が
てあしをばらばらと散乱させて

わらいながら
なぜ
あたしはわらうのか
わからなかった

取り落とした文庫本の薄いページ、
くしゃりと折れて、やぶれそうで


4月12日、深夜


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