『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2007年01月06日(土) しらないトーンと既知の領域

なにと書いたらわからない新年のはじまりで
ねむりながら今までをすごしてしまいました
恒例の親族の集まりに参加できませんでした
心理的理由ではじめてバイトをやすみました
コイビトがはじめて初詣にさそってくれて
それで、ふらりと外へ出ました

…お賽銭投げてお願いすることなんて
どうやら
なかった…

みんなみんながどうか笑っていられますように
ほかには何ものぞみませんどうかみんなが
悲しいことに晒されませんように
たとえ、わたしがしんでも……

……あれ?

まぜこぜになったかみさまは
あの祭壇の上にはおわしませず
おそらくは
海のむこうへ
果てしない海のかなたの楽園へ


欲しいのは瑠璃いろの波をみて凍る風と吹き飛ばされる涙だ


大手をふってタスケテなどと
言えなかったわたくしの日々が
しずかにくずおれてゆけば
それは、理由のない敗北といふことに
なるのでせうか

未だ、凍った涙を抱えて
笑えよ笑えよと日々が
さんざめきつつ、また新しい年明けが
夜をめくるように訪れる


ひとりにはなりたくないけれど
誰といても
苦しさのほうが多いから
オクスリを飲んでそしてしずかに
耳を閉じてしまおうと

また、だれかに嫌悪されそうな時間をおくっています

太陽がのぼったら
ことしはじめてのカウンセリングです。
雨が降り止まないことでしょう。
そぼふる雨音ききながら…
「おかあさんの手のおだやかさやさしさ」を残念ながら
わたしはしらないのだけれど
ここに生まれる奇妙にも沈んで落ち着いたトーンの心色が
もしかして、それにあたるのかな、と
考えています。


今年もまた
ここにいることを
許してもらえたならうれしい、です……。


2007年1月6日、深夜未明 真火


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