睦月の戯言御伽草子〜雪の一片〜 Copyright (C) 2002-2015 Milk Mutuki. All rights reserved
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2002年04月17日(水) |
そうしてようやく仕事を貰った |
茶室と宿の玄関の掃除だ。 「玄関の掃除をですか・・?」と主人に言われ仕方なく猿が掃除の仕方を教えてくれた。 「いいですか?仕事をするってことは私のことを番頭さんと呼んでくださいね?今までのように”猿!!”では、困りますよ。」
かなり不機嫌だなぁ(笑)玄関掃除なんて簡単簡単。 なんて思ってら大違い・・・。実は、ず〜〜〜〜っと、玄関にいないといけないくらいすぐ、汚れる。なんと言っても外は雪がふり続いているし、客もひっきりなしにやってくる。玄関は土間だから雪の塊やら解けた雪で、ぬかるむやら・・・
「茶室はいつ掃除できますか?」と、主人に声をかけられた。 「まだむりっぽいよ・・・。」 「結構大変ではないですか?玄関掃除なんてって思っていませんでしたか?」 「・・・・・・・・・・・」
実は、そうなんだよね・・。正直言って馬鹿にしてました・・・。でもこの仕事、番頭がいつもやってたんだよなぁ・・・。猿はいつも忙しそうだったのになぁ。 すごいよ、あいつ・・いや、番頭さん。簡単な事なのに簡単ではない。そう、実感したよ。今日はさ。
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